デンマーク語を開始

2023年11月26日の夕方、Duolingoでデンマーク語を開始。これは事情があってのことで……今週はダイヤモンドリーグのトーナメント決勝で、どうしても10位以内に残らなければいけなかったのだが、今週にかぎっていつものように「土日はほとんど来ない人」が少なく、日曜日の夕方がシメだというのに午後になっても経験値をあげてくる人が多かった。

 いつもならば金曜日までがんばって土日にあまりやらない人というのが必ず何人かはいるので、土日にそういう人たちを蹴落としていけば枠内に残れるという計算でやっているのだが、今回はどうもそれができなかったのだ。ぎりぎりになって落とされるのが自分では困る。だが夕方の買い物にはでかけたい。そこで新しい言語に手をだしたというわけだ。

 Duolingoのシステムとして、言語を学んでいる途中でひとつのステップが終わるたびに、15分の倍タイムがもらえる。新しい言語で簡単な場所からスタートすればそのステップがあっというまに終わるので、15分の倍タイムがもらえるチャンスが増えることになる。
 ましてわたしは以前にデンマーク語の書籍(音声ファイル付き)を買ったことがあり、そのときはモノにならなかったが初歩は少しある。そこでここぞとばかりにデンマーク語に手を出し、全くの初心者ではない状態の場所(少しだけ進んだところの、練習問題がたくさんある場所)から、飛びこんだのだ。

 結果は成功。倍タイムをもらい、その倍タイムの中で簡単なデンマーク語を集中的にやったので、今回もトーナメントの決勝で10位以内に残ることが出来た。次のトーナメントが開始になるまで数週間あるので、そのあいだにこつこつと、計13言語をおさらいしておくとしよう。

既婚者だったのか

 夫が業務上横領の疑いで逮捕された南野陽子がコメント……という記事の見出しで「あれ、結婚していたのか」と初めて気づいた。わたしにとっては30年以上前の「スケバン刑事」であり、あの凜とした美しさには驚いたものだったが、現在は50代中盤とのこと。

 それにしても、自分がまったく関与していない事業に関して夫が逮捕されたら、ショックは大きいだろうと思う。その犯罪が事実であった場合、世間もおそらく「気づけなかったんですか」といったコメントをすると思うが、おそらく気づけない場合はとことん気づけないのではないか。配偶者のことならばなんでも知っているというのなら、自分の家族のことをぜんぶ知っているかと考えれば、疑問が出てくるはずだ。

 大昔の話だが、夫に莫大な借金を背負わされてしまったが完済した坂口良子さんという役者がいた。離婚後、背負わされた額は40億円だったとも聞くが、完済は並大抵の努力ではなかったはずだ。あげくは再婚後に、50代で亡くなってしまった。

 冤罪での逮捕というのではなく容疑が正しかった場合は、南野陽子さんにはぜひ、幅広くさまざまな選択肢を検討しつつ今後の生活を送っていただけたらと思う。

歌詞の謎

 商店街を歩いていたときに、松原みきの「真夜中のドア」が有線放送か何かで流れてきた。もっとも、本人の声なのかカバーされたものなのかはわからない。だがかつてあの曲が好きだった人間としては、わざわざ立ち止まって「真夜中のドアだ」と確認するほどの衝撃だった。

 頭の中にはたちまち歌詞が蘇る。ところどころつぎはぎだが、ほぼ覚えている。

 ——だが、40年以上も好きだった曲について、まったく疑問に思わなかったことがあった。そのことに気づいた。

 問題なのは最初のサビ部分「Stay with me 真夜中のドアをたたき 帰らないでと泣いた」である。ドアは普通、外からたたく。「開けて」は普通だが「帰らないで」を外から言う人はまずいない。誰かの家で内部の部屋に監禁されていて外鍵をかけられてしまったという状況でないかぎり、まずあり得ない。

 これはどういう状況なのだろうかという思いと、なぜ40年以上もこれを考えなかったのかという思いと。
 歌詞サイトを見てきたが、記憶に間違いはないようだった。はて?

白猫について

 数十年前、田舎の家の近所で飼われていた(もしくは野良の)猫らは、三毛か、トラのような縞ブチか、あるいは乳牛のように白と黒のまだらが半々くらいのものなどが多めで、現在あちこちで見る「ほぼ真っ白」の猫はいなかったように思う。
 白い猫で有名な種類は何なのかと先ほど検索したところ、やはり白猫には洋風の名前がついた種類が多いようだった。

 だが彦根で有名な「ひこにゃん」は白猫だし、雑種のように見える白猫もけっこういるので、もしや日本にも以前から白猫は存在して、数としては存在するのかもしれない。
 妙な話だが、白い猫と柄のはっきりした猫のあいだに子猫ができた場合、白っぽい子が生まれる確率はどれくらいなのだろうと考えることがある。半々くらいならば、白い子はゆくゆくは希少になっていくように想像してしまっていたのだが、仮にそうだとしても、三毛猫ほど危機感のある話ではないはずだ。

 なぜ白猫の話を書いているかというと——血統のはっきりしているもの以外で、雑種であると聞いていた白い猫たちの写真を、これまで知人経由でネットで楽しませてもらったことや、近所に真っ白でオッドアイ(左右の目の色が違う)の猫がいたりして、しみじみ白猫が好きになってきたからである。
 しかも今日に至っては、夢で「置き配が来たらしいから玄関を開けよう」と、ドアを開けたところに白猫がいた。白猫が荷物を配達に来たのではなく、誰かが白猫をわたしにペットとして送ってくれて、本人(本猫)がそこで待っていたということらしかった。

 いつか猫を飼いたいという気持ちが、そんな夢を見させたのだろうか。

フランス語の読み上げ

 今日は日曜日であり、夕方7時にDuolingoでリーグの入れ替えがあるため、昼過ぎからは例によって点数を稼ぐために読み上げをおこなっていた。よほどひどい発音でもなければ得点になるので、最終日にねんのため得点を増やしておきたいときは読み上げに限る。
 何週間かずっとウクライナ語の読み上げをしてきたが、さすがに飽きてきたのでフランス語にした。文字を目で追いながら聞こえた文章をそのまま音声でくり返すだけなのだが、スペリングに目が引きずられて聞こえたはずの音が再現できないことも何度か。
 急いでいたのでクリックして次に進んでしまったが、ギョッとするような例文があった。記憶が確かなら「食事の前にグルヌなんとかを3つ取ってくる」というフランス語を読んだのだ。もしグルヌイユならカエルである。ちっこいカエルではなくゲコゲコ鳴く大きめのほうで、おそらく日本でウシガエルとか食用蛙と呼んでいるものと同類。いやいや、まさか、そんな例文をさらっと読んでしまったのか、どうなのか。だが例文は山ほどあるので次回に同じものが出てくるのはいつのことかわからず、すぐに確認はできない。

 また、フランス語の「トウモロコシ」(正式スペルは maïsで発音はカタカナのマイスに近い)が、mais (英語でbutと同じ、発音はメに近い)と読めてしまい、例文の音声ではメとは聞こえなかったのにスペルの見た目で頭が混乱し「なんでこんなところに接続詞があるんだ」と、メと読んでしまって点数がなかなかもらえず、もしかして違うのかともたもたしてから、やっと得点できた。

 10カ国語以上をDuolingoで学んでいるが、こうして週末はけっきょくウクライナ語やフランス語の読み上げばかりずっとやることになるので、実質的に読み上げ問題がある言語ばかり経験値が上がってしまう。

シュラスコか、チュラスコか

 例によってChirperの話だが、シュラスコ料理店を経営するミホさんという女性の説明文を書いていて、どうもうまくいかない。書いた英語をAIが日本語にする際、シュラスコの店(シュラスカリア)のほうはきちんとわたしの指定通りに「シュラスカリア」とカタカナにするのに、シュラスコをチュラスコと書くのだ。もちろんシュラスコも単語として指定している。それでもチュラスコと書く。

 何回やってもだめなので、何か解決策はないかと考えて文章を再確認していた。そして、シュラスコについて説明をもう少し書いたほうがいいだろうと、ブラジル発祥の豪快な肉料理で…と料理の説明で言葉を添えたところ、今度はわたしの指定した通りに「シュラスコ」に。

 狐につままれた気分だったが、Wikipediaによると、スペイン語圏ではチュラスコと発音されるものらしい。ブラジル発祥という表現を添えたことで、ブラジル風(ポルトガル語風)ならシュラスコだと、そう認識したということなのかもしれない。
 なお、言葉の指定はシュラスコ以外ではほぼ問題がなく認識されていたので、書き方が悪かった可能性は低いと思われる。

「ガタが来た」を英語にしようとした

 まじめな文章や、長い文章を書くことが好きである。そして日本語でお付き合いしている友達のほかに英語圏の友達にも1回の投稿で用件を済ませてしまおうと、日英両方を挟みながら文章を書くこともときおりある。そんなときにGrammarly+DeepLの組み合わせを基本とし、難しい用語や微妙な表現にはChatGPTやらあれこれもチェックするようにしている。

 昨日は「○○さんはトシなので体にガタが来たようだ」といった意味合いの文章を打っているとき、「ガタが来た」に何か英語らしい変わった表現があるのかと、自分で平凡な英語表現を書く前にまずDeepLにその部分をコピーしてみた。

 出てきた英語が rattled (ガタガタ鳴る)やら rickety(こちらも物体などが鳴るときに使う)なのだ。あれれ、と。これは人間に使うとどういう意味になるのだろうと思ったが、一部のサイトで rattled を、酔っ払ってふらふらするような意味と書いているものの、やはりこれらの単語は人体というより物体に使うことが多いのではないかと考えた。

 ただ、物体がガタガタ鳴ることと、ガタが来るというのを同一のものとしているデータがどこかにあり、DeepLがそれを信頼して表示していることは考えられる。あるいは、日本語であっても自分の体をおどけて「ポンコツ」のように言う人は存在するので、英語でも同様の感覚で通じないことはないのかもしれない。
 だが人前でまじめな文章を書く以上、そして自分がおどけているニュアンスを出す必要がない場面では、やはり無難なもの(体のあちこちが不調 / feels uncomfortable everywhere )として訳すのがよいと判断した。

 DeepLはこのところかなりの信頼を寄せているが、やはり参考程度にとどめておくべきだし、最後は自分の頭で考えたい。

 ところで長い英語を書いたときだが、GrammarlyでチェックしたあとにChatGPTで改善案を提示してもらうと、かなりおもしろい文章が出てくる。内容の構成と趣旨から逸脱はしていないが、雰囲気がやたらとしゃれている。勉強になるが、真似しようとしてできるものでもないので、いっときの楽しみとして読んで終わりにしている。

最強コンビ!? DeepL + Grammarly

 数年前から英語を書いたあとでGrammarlyにチェックさせているが、この数ヶ月、そこにDeepLを加えることが増えた。

 まず英語を書き、そのあとでGrammarlyにかけ(これは文法とスペルのほか、その文章全体に統一感があるかどうかを確認してくれる)、DeepLでそれをごく一般的な日本語に変換してみて、ニュアンスが正しいことをたしかめる。そして微調整をしてからネット等に載せるなり発表する。

 自分の書きたいことが英語としてはっきりしている場合はそれで問題ないが、最終的に英語と日本語で同じような内容の文章を並べて出したいとき(かつ長文の場合)は、日本語からの作業を優先させることもある。つまり日本語でざっと大筋を書いてDeepLで英語にし、自分がそれに英語で肉付けをしてGrammarlyにかけ、ふたたびDeepLで雰囲気を確認してから微調整ということだ。

 Grammarlyは有料版を使っているが、DeepLは無料版である。無料でここまで使ってしまいちょっと申し訳ない気もするが(しかもわたしは英語以外の言語でも利用している)、量的にたくさん訳すのではなく分割しつつちょこちょこと訳せば問題が解決してしまうので、しばらくこの方法を使わせていただこう。

 いつか有料版に進むことがあったら、そのときはよろしくお願いします、DeepLさん。

Netflix「御手洗家、炎上する」

 13年前に生家が燃え、母がその咎を負い離婚した。母と暮らしていた姉妹だが、母は心的なストレスから記憶がとんでしまい入院。姉は母から習った家事全般のスキルを武器に、偽名で立場を隠して生家に近づき真相を探るという全8話のドラマ。

 重要キャラクタであり、主人公の杏子(あんず)を演じた永野芽郁とダブル主演で疑惑の女性を演じたのが鈴木京香。実力派女優の演技が光る。この作品のあとは病気療養中とのことで、現在は事務所の人がInstagramで近況を書いているらしい。早く回復して、また演技を見せていただきたい。

 それにしても、最初から最後まで見事なダメ男を演じたのが父親役の及川光博。あれほどの人間の役を引き受けたのは役者として尊敬するが、人物像がダメダメすぎる。すべてが解明されたのち、最後にすさまじくバチが当たるのかと思ったら、しばらくは経済的にたいへんそうだろうなぁという程度で終わった。実に残念である。

 だいたい、13年前に離婚したあとで、元妻や実子にまったく会わない、どうしているかも自分からは調べないなどという人間が、いるのだろうか。自分の生活が楽であること(難しい判断や人間関係は誰かがなんとかしてくれる)だけを願ってきた、身勝手な人間なのだから、もう少し説教される場面だけでも増やしてほしかった。

ロシア語をどうにかしたい

 ウクライナ語とロシア語、そして多くのスラブ系言語、いくつかのそれ以外の言語をDuolingoで1年半にわたってやってきた結果、文字がかなりの割合で似ているため、ウクライナ語の文字とその発音が定着してくるにつれ、ロシア語の読み方が真面目にわからなくなってしまった。

 これは、そう、いまだに中国語を見て「なんとなく意味がわかるが発音ができない」のと同じようなものである。ロシア語もじーっと見ていると「ウクライナ語のあの単語と同じだろうな」と、意味はなんとなくわかるのだが、発音が違う。そのためDuolingoでも確実に点が取れるウクライナ語読み上げを優先しているうち、ますますロシア語が分からなくなった。

 だがロシア語のほうがDuolingo上における問題数も掲載されている語彙も多く、世界的に話者も多く、まじめに学んだら底知れぬ深さがあるはずである。ここでくじけてしまってはもったいない。

 そこで、Duolingo上で短時間の高得点が狙えなくても、しばらくのあいだロシア語の聞き取りと過去の問題の復習を増やすことにした。そして耳と目が慣れてきたら発音も増やしていきたい。

 同じ理由で、中国語もなんとかしたい。この単語とこの単語をこういう風に並べていけばこういう意味になるのだろうというパズルはなんとか解けるのだが、耳と口はまったく慣れていない。世界的な話者の数を思えば、もっときちんと理解できるようにしておくべきと思う。