春を待つ

 外出にまつわるいろいろなことがおっくうになってしまい、気づけば散歩もほとんどせず。これまで散歩にかこつけて大量に買っていた食品が、冷蔵庫内をぎゅうぎゅうに圧迫していたというのに、最近では週に1回程度「食品がすかすかで庫内が見渡せる」と、実感できる日すらある。

 ポケモンも去年の春までは毎週月曜に「25km(以上)歩きました」という表示が出て、ギフトをもらっていたのだが、もう長いこと「15km(前後)歩きました」という表示で、たいしたものがもらえない。

 1週につき10km以上も歩く距離が減ったというのは、たいへんな運動不足だと自分でも思う。

 だが、昔と比較して「これこれ、こうしなくては」と考えることが、みょうに疲れる。
 仮に新型コロナの件が落ち着いてくることがあったにせよ、もう自分が、1年前までと同じ暮らしをするとは思えなくなってきた。

 これからも出かけたい気持ちはあるし、状況が変わったら何かをしたいとは思うが、もうすべてが変わったのだという思いが先にある。

 自然に日々を過ごすうちに、新たな過ごし方ができるのかもしれないが、先のことを考えるだけで、心がキシキシと音を立ててしまう。

 考えていても、仕方がない。

 ひとまず、春を待つ。
 そのあとのことは、おいおい考える。