語順の話

 先ほど東京新聞(ウェブ版)で、現地在住の同社記者が新型コロナウィルスのワクチン接種を受けた記事を読んだのだが( → 2021.03.28 米国在住の本紙記者がワクチン接種 本人確認もなく終了 1カ月以内に16歳以上の住民が対象に

 その記事の最後に

> 自宅のある首都ワシントン近郊のメリーランド州では、

 という表現があった。

 ○ この記者は、首都ワシントンに住んでいて、近郊のメリーランド州の話をしているのか
 ○ 自宅はメリーランド州だが、メリーランド州は首都ワシントンの近くにあると書きたかったのか

 …どちらでも、意味が通ってしまう。

 もちろんこれは英語でも、話し言葉ならば同じ可能性があって、よくわからない。ただ文章を書くときにはどこにカンマを入れるかを明確にしないと駄文になるので、おそらく書く段階で the city where I live 部分がほんとうに必要かどうかを考えると、別に要らないかも、という判断になる可能性もある。

 ところで語順といえば、先日こんなことがあった。わたしが愛用しているGrammarlyが「語順が違うっ」と怒りだしたのが、わたしが入力していた英語にあった “seven little adorable kids” (七匹の子ヤギ)だ。それは “seven adorable little kids” でしょう、と。真っ赤になって(赤の文字で)注意してくる。

 たしかに、英語では名詞の前に形容詞を複数つける場合には「主観」が最初(可愛い adorable )、その次がサイズの大小(この場合は little )という、鉄則があるらしい。その次に「古い、新しい」で、次に「丸いか四角いかなどの形状」…と、つづいていく。

 とてもではないが、覚えていられない。

 どっちだってたいした違いはないっしょ的な思いで作業しているから、とっさに seven little と書いてしまうが、これはAIにしてみれば見逃せない低レベルな間違いなのだろう。

 これを書いているあいだも、ブラウザ上でGrammarlyがチェックしているので、同じ部分(セブンでリトルなのか、アドラブルでリトルなのか)に、反応されそうになった。危ない危ない。
 まあ、これだけしつこくチェックしてくれるので、いつかはわたしも覚えるだろう。

 上に書いた形容詞の順番だが、こちらにまとめ記事があった( → 2015/12/21 英会話コラム 複数の形容詞が名詞を修飾する際の並び順)ので、ご紹介しておこう。