予想は、たいてい外れる

 わたしは今回の衆院選で、野党に関し…
 ○ 少し共産が伸びて(外れ)
 ○ 国民民主は横ばいまたは減って(外れ)
 ○ 立憲民主は同じくらいで(外れ)
…そして未知数として、れいわがどうなるかといったあたりが、読めずにいた。

 ところが蓋を開けてみれば、まったく想像もしていなかった維新が躍進。大阪など維新と公明ばかりである。いったいどうしたことだろう。もっとも、便宜的に自公以外を野党としているが、維新はある意味で野党ではない。中味は自公に近い。

 大阪や近畿圏の方々は、維新に何を期待しているのか、現在のところわたしには想像すらできていない。

 そして投票率は、もう少し高いのかと思っていた(これも外れ)が、最低だった前回よりも、少し多いくらいにとどまるようだ。まったく、この国の有権者にはあきれる。

囲炉裏を切る、とは

 大昔に読んだらしい、岩井志麻子の「ほっけえ、きょうてえ」を本棚に見つけて、ぱらぱらとめくってみた。

(画像はAmazonから)

 岩井志麻子作品は、それほどたくさん読んだわけでもないのだが、怖そうな話に思えても、たいていの作品でオチが同じ雰囲気を持つ。この本に収録されている4作品だけを考えても、どれも似て感じられた。
 一度読んだ本なのでそれほど真剣にめくっていたわけではないのだが、最後の作品で何度も「囲炉裏を切る」という表現が出てきて、それが何やら気になった。

 おそらくわたしは幼少時に「電気ではない掘りごたつ」が日本にそこそこあった時代を過ごした、最後の世代ではないかと思う。その後はどの家も電気ごたつか、あるいはこたつそのものを使用しなくなった。そのため「こたつ」と言われればまだ馴染みがあるが、囲炉裏と言われると部屋を暖めるというよりは煮炊きのための設備という印象だ。
 実際には、煮炊きと暖房のどちらの機能もあったのだろう。家の中で人が集まる部屋の中央に、囲炉裏はあった。

 囲炉裏を切るとはなんだろうと、考えてみた。最初はわからなかったが、文脈から部屋に囲炉裏を設置することであるというのはわかった。では「切る」とは。検索してみたところ、どうも板の間の床を「切って、囲炉裏にする」ということらしい。

 大昔の日本の家屋はすべてが畳だったわけではなく、煮炊きをする部屋など実務的な生活空間は板の間だったのだなと、いまさらながら思い至った。

ソネット「こんてんつコース」終了のお知らせ

 先日so-netの「こんてんつコース」が終了するというお知らせが来たので、そういえばポストペット時代に毎月少額の課金をしていたのだったと思いだし、見にいってみた。

 ポストペットパークなどのサービスが終わった段階で、何も利用していなかったため課金ゼロの状態のまま、長期間放置していたらしい。今後も何も使わなければ課金はないのだが、それにしても登録はどうなっているのかと確認したところ「初回登録は2000年9月」で、2007年ころに引っ越した現住所にも変更していたようなので、一時期はまじめに使っていたようだ。

 もうちょっと中味を見てみて、今後も何も使いそうになければ、退会だ。それにしても、ポスペをやっていた時代から20年以上ということか。

一時的かもしれないが、かつての日常

 新型コロナの新規の陽性者発表数が減っているせいか、界隈の店でも、早じまいしていたものをそれとなく通常の時間帯に近づける事例が見えてきた。ありがたいことだし、この穏やかな日常が、しばらくつづけばいいと願わずにいられない。

 また、キャッシュレス推進で経済産業省が音頭を取っていた時期には電子マネーに対応する兆しがあっても、最近では手数料の問題が重くのしかかって現金中心もどりつつあったであろう小規模店舗らが、コロナ禍で客がますますキャッシュレスを望むようになったせいか、ふたたび電子マネー対応が増えつつある印象を受ける。消費者としてはありがたい。
 小規模というわけでもないが、先日は高円寺駅前のトリアノン洋菓子店がPayPay対応になっていたのを発見した。

 年末年始くらいの世間の状況はわからないが、いまのうちに、派手すぎない程度には、界隈の買い物を楽しみたい。

主食は北海道米と、岐阜米

 わが家では固めの米を好むため、北海道米の「きらら397」と、岐阜の「ハツシモ」を好んでいる。つい先日、自民党のミスター舌禍である麻生氏が、北海道の米がうまくなったのは温暖化のおかげと言っていたそうだが、北海道米はずっと何十年も品種改良をつづけて、がんばっているのだ。何を言っているのか。

 海水がこれ以上に上昇すれば国土(島の面積)が減ると危機感を強め嘆いている国もあるというのに、温暖化にもいいことがある(!?)とは、ふぅ。嘆かわしい。

 さて。

 Twitterで、こんな投票を作ってみた。わたしのフォロワーさんは120人台なので、ほとんどご意見をいただけていないが、よろしかったらぜひ。

 パッケージ変更などの理由で値下がりした有名ブランド米(たとえばコシヒカリ)などがあれば、それらも買うことがあるが、原則としてわが家は、「きらら」と「ハツシモ」の代わりばんこである。

参考リンク:
どちらも楽天市場から。

國村隼

 Netflixで日本が舞台のB級アクション映画(!?)Kateというものを見た。内容はつぎはぎ。予算がなかったわけではなく、あえて注ぎこまなくてもいいだろうと思ったのだろうが、セットが安っぽすぎる。

 いちいち書けばきりがないが、たとえば料亭のようなシーン。隣室で和太鼓、歌舞伎の連獅子の白いほう「みたいな」ものと、さらに何かが踊っているのだが、ヤクザ幹部な方々の前に出ているのは、スシめいた何かの皿盛り。その場には仲居さんではなく、なぜか白塗りの芸者さんぽい誰か。
 そこに主人公が飛びこんできて銃を向け、大乱闘になるが、周辺の障子は、ニスも塗っていないような白っぽいむき出しの板に、安そうな和紙。その紙にはところどころ皺や浮きが見える。声を大にして言いたいが「どうせアクションで壊れてしまうからと適当なものを使うんじゃない、いまどき障子は貴重な存在で、店では高級品を使うんだぞ」。

 内容は、東京の夜がブレードランナーの世界、主人公の設定はニキータ(少女時代から殺害を仕込まれる)、最後の方はジョン・ウィックに出てきたようなガラスの多いビル内。見たことあるシーンが多すぎた。

 さて、そんな映画であっても、役者として美味しいところをかっさらっていったのは、國村隼。この10年くらい国際的にも「日本が舞台の映画ならこいつを呼んでおけ」的な位置づけの、強面だがどこか人情味のある人である。
 わたしが初めてこの人の名を覚えたのは20年以上前のテレビドラマ「アフリカの夜」だった。心が広く、犯罪者かもしれないと気づきながら内縁の妻をかばう惣菜屋の主。誰だろうこの人…と、気になったのはあれが最初だ。

 その後、ハリウッド映画の「キル・ビル」にも出演し、韓国映画の哭声/コクソンでは、文字通りの怪演。

 今回も、英語を話すのがうまい出演者に混じり、できるだけ日本語で台詞を押し通していただけでも渋さと重みがあった。ほかの出演者に関しては、これも声を大にして言いたいが「日本では、普通の人間はアメリカ人みたいな英語をペラペラしゃべらないぞ」。とくに主人公と心を通わせる少女は、演じたのが外国人ということもあるだろうが英語がうますぎた。設定が日本育ちで、外国人の母とは死別しているので必要に迫られたわけでもないだろうに、どこで英語を身につけたのか。

 ドルフ・ラングレンの迷作「リトルトウキョー殺人課」にもう少しで届いてしまうほどの作品だったが、國村隼だけは、まあ、よかった。
(Amazon リトルトウキョー殺人課 → https://amzn.to/3BcAGMQ)

Apple PayにWAONも入れてみた

 これまで持っていたのはWAONポイントカードのみで、プリペイドのWAONではなかったため、App StoreからWAONのアプリをダウンロードし、プリペイドカードを新規開始してみた。プリペイドを持っている人は、カードをかざして残高の吸い上げができるらしい。

 nanacoで経験していたため、ほとんどはスムーズにできたのだが、ちょっと笑ってしまったことがある。
 アプリを完全にApple Payとして認識させる(ウォレットのメニューに組み込む)前に、1000円以上のチャージを完了しなければならないらしい。わたしは「チャージはあとでいいや、これで設定ができた」と、画面を抜けてしまったところ、チャージをする画面からやり直しになってしまった。

 こちらの場合も先日のnanacoと同様、普通のVISAカードはチャージ用として認識されないため、UCマスターカードでチャージをした。1000円を入れて、ウォレットのメニューに組み込んだ。
 いったんアプリを終了してふたたび立ち上げると、また似たような画面が出たので「また設定をするのか」と思ったが、ただ単に確認画面が出るということだったらしく、そのあとは起動するだけでWAONの画面が出るようになった。

 WAONポイントカードは、去年の春くらいまで、他社クレジットカードと併用ができたので、使っていた。だがその後は「現金の人のみポイントが付く」という流れになったので、ポイントをできるだけ使って、財布の中に入れるだけにしていた。だが、そこにはいっているポイントはおそらく数円、多くても数十円程度だろうと思われるので、今後はApple PayのほうのWAONを使うということで、よいかと思う。

映画「ウィッシュルーム」

 U-NEXTで、定額ではなくポイントを使用すると見られる映画。2019年の作品で、舞台はアメリカということになっているが主演の夫婦はヨーロッパ出身の設定で、アメリカらしい描写もとくにない。原題は The Room で、主演はオルガ・キュリレンコ。

(リンク先は楽天ブックスのDVD)

 画家の夫、ロシア語翻訳をする妻が、ニューヨークを離れて郊外の古びた屋敷に引っ越してくるところから、物語がはじまる。
 壁紙を剥がすと現れた奇妙な部屋。やがてその内部で夫がつぶやいたこと「(酒が)もう1本ほしいな」が現実のものとなり、部屋の中でならば願った物質があれこれ出ると気づいた夫婦は、ひとしきり羽目を外して遊びまくる。

 だが、ベビーベッドを出した夫が「もう一度だけ、がんばってみないか」と、流産をくり返した妻に語りかけたことで、妻は悲しみを思い出す。妊娠して、期待して、流産するのは自分だ、あなたではない——悲しい思いはもうたくさんだ、と。

 ぎくしゃくしたふたりだったが、やがて妻は、夫が外出しているあいだにその部屋で子供を願ってしまう。

 ——だが、まだふたりは知らなかった。部屋に願いを伝えて出してもらったものは、すべて、その家の屋内でしか状態を保てないことを。

 映画の最後の方は少しルールがインフレになっていて「こんなことできるんだったか?」という雑な展開もあるのだが、おおむね楽しめた。

gooポイントが終了するらしい

 今年の春に、gooポイントが以前のように他社ポイントに変換できなくなったことに気づいて、何かおかしいなとは思っていたのだが、10月21日現在のお知らせでは、dポイントに一本化することになったようだ → gooポイントサービス終了について

 iPhoneに使っているSIMがOCNなので、gooポイントが溜まると教えられ、それまでほとんど使っていなかったgooのサービスでポイントとOCN契約者情報を連携させたのが数年前。以来、Amazonやnanacoに少額ながらも変換していた(今年の頭くらいまでは)。

 今後は、dポイントのアカウントを作り、現在のgooポイントをそこに移動して、溜めていくことになるらしい。ちなみに現在のところgooポイントからdポイントは等価交換ではないが、近いうちに等価交換を実現させると上記お知らせに書いてあった。それを待つとしよう。

 ポイントは、こまめに使っているサービス以外では、かえって管理が煩わしいこともある。いつだったか、Pontaで130円分が期限切れで消えてしまった。マツモトキヨシはいつも必要な額まで溜まる前に期限切れになるので、最近は使っていない。それに同じような商品がココカラファインで買えるようになったので、マツキヨそのものに出かけていない。
 けっきょくは、nanacoとTポイントだ。このふたつは活用している。

デッキブラシ購入(大きさと値段は比例せず)

 デッキ掃除用の長いブラシを買った。なぜかというと、外出時に自宅の階段(道から玄関まで)が小雨で濡れているのを見て「掃除をするなら今日だ」と思ったことによる。晴れていて乾いた状態では、ホウキで掃くにもあまり掃除した感じがしない。

 近所の用事はすぐに終わり、その先にあったホームセンターまで。
 デッキ掃除用のブラシを買ったことがなく、あまりに柄が長いので「こんなに長いものは数千円もするに違いない、掃除しにくいにしても柄が短ければ安いだろうに、ああ、どうしたものか」と、値札を見る前から、おろおろ。出費は抑えたいところだ。

 すると、値札が目にはいった。
 税込みで520円くらいだ。

 …あ!? そんな安いの!?

 ちなみにこんな感じの商品。よく似ているが、まったく同じかどうかは不明。楽天では700円前後からある。

 これを持ち帰り、小雨の中でペットボトルの水を撒きながら擦り、洗い流して、また擦り…。途中から、温水で溶かした過炭酸ナトリウム(いわゆる酸素系漂白剤)も少し撒くなどして擦り、また洗い流して…。

 過炭酸ナトリウム(楽天)。わたしはキロ単位で買っているが、お試しなら50gくらいが最適。

 気づいたら、45分くらい階段を掃除していた。柄が長いおかげで、さほど体の負担はなかったが、寒い日で厚着をしていたことと、髪にまで発汗があったことなどで、全身が熱くなり汗疹のようなかぶれまで出現しかけて、掃除終了。

 完全にきれいになったわけではないので、次の小雨の日に、またやってみようと思う。