砂糖と塩を間違えるという話、ほか

 わたしはおそらく、記憶している範囲においてだが、砂糖と塩を間違えたことはない。日々の料理や製パンに使う塩はスタンディングのパウチのまま、そして一般的な用途の砂糖(上白糖)は、袋のまま容器に入れているというのもあるが、おそらく間違えたことはない。

 だが今日は、ぼーっとしていてとんでもないものを間違えた。

 パンをこねようと思い、小麦粉や砂糖、塩の入れてあるボウルに、スキムミルクを入れて混ぜようとしたはずが、何やら色が違う。真っ白で、さらさらしている。スキムミルクならばさらに細かくて、黄色みがかっているはずだ。
 そこで手に持っていた袋をよく見たら、ダイエタリーファイバーだった。スキムミルクと似ているのはスタンディング型のパウチであり上にファスナーがついているという点だけ。袋のデザインも、保管していた場所も違う。

 幸いなことにどちらも食べるものなので、パンの材料に食品以外の粉末を混ぜてしまったわけではない。そこでダイエタリーファイバーのかかったあたりをスプーンでそっとすくって、スキムミルクを入れ直した。

 ぼーっとしている。つい数日前は台所でとんでもないことをしてしまった。家族にも言っていない。忘れてしまいたいが、忘れない方が今後のためによいかもしれない。ちなみに、驚いただけで実害はなかったのが幸いだ。

 そして毎年のようにやってしまう勘違い。この季節がまたやってきた。

 北海道や東北の人が載せている紅葉の写真に「うっかりして紅葉の季節を逃してしまった、見に行かなかった」と焦る。その数秒後「落ち着け、この感覚は毎年のように味わっているぞ、関東なのだから、北海道や東北よりあとに紅葉が来るんじゃないのか!?」と、深呼吸。

 疲れているのだ。
 きれいな紅葉に癒やされたいと、つくづく思う。