献血の基準(可/不可)が、詳細になっていた

 以前には、(方針発表の時期にもよるが)おおざっぱなくくりだった献血基準。たとえばクロイツフェルトヤコブ病の可能性を減らしておくためイギリスほか欧州に何週間以上いた人はだめであるというのもあったし、一定期間内に入れ墨をした、歯科治療をした、服薬している人は献血できない場合がある…などである。

 外国に暮らしたことがある人については、帰国後に数週間経過しているかなど「期間」での取り決めが、だいぶゆるやかになってきている。一時期は半永久的に不可であるかのような方針だったこともあった。見直しがなされているのだろう。

 また、定期的に薬を飲んでいる人については、献血の現地で担当者に確認してくださいという表現で書かれていることが多かったようで、事前に具体的に書いておいたほうが親切なのにと思ったものだった。

 わたしは薬を毎日飲んでいる。さらにこの数年は改善されてきたものの、かなりの貧血があったので、献血の現地に足を運ぶまでもなく却下されてしまう確率が高いわけであるが、情報提供をもっと細かくしてほしいと、考えていた。

 ところが今日、日本赤十字社のサイトを見ていたところ、山梨県赤十字血液センターのページに、ずばり「献血可能な薬について」というリストが載っていた。
 これまで、ビタミン剤などはかまわないが医師に処方されるような薬は不可という話を伝え聞いていたものの、当日に服用していても大丈夫という欄には、漢方薬、胃腸薬、便秘薬など、同じものものも含まれているようだ。3日経っていれば大丈夫とか、いろいろな区分がある。
 当日の献血前に実際に確認がはいるわけであるから、仮にこうした情報を読み間違えた人がいても献血の判断は現場でできるわけで、トラブルになることはないはず。情報提供はありがたい。公開内容が増えて具体的になっていれば計画が立てやすい人もいるはずだ。

(だが、わたしはこれらの薬におそらく引っかかりそうなので、やはり献血には行けないようだ。行ける人はぜひお願いしたい)