木曜日は、ときどき予約している診察。いつもの定期的な診察ではなく、たまに行く場所だ。半年から1年に1回程度出かける。そして数日前から家族に「病院の帰りに○○を買ってくる」と予告していた。
ところが今日、家族が買い物先でそれをカゴに入れていた。「わたしが明後日の病院の帰りに買うつもりでいた」と告げると、今日買っても同じようなものだ、今日は水曜日だから、と返事が——大ショックである。何がショックかというと、その件がなかったらわたしは明後日が木曜日だと思っていて、数ヶ月も前からとっていた予約が台無しになるところだったのだ。
さらに、無意識の行動というのがかなり増えてきる。少し前まで「鍋をしまおう」と思っていたのに、ふと気づくと鍋がない。それは重いもので、しまう場所が独特なので、かがんだりしながら体勢に注意しつついつも注意してしまっている。ところが、ない。
まさかと思って見ると、所定位置にしまってあるのだ。なんだ、片付けをしてくれるこびとさんたちでも住んでいるのか。それとも注意しなくてもサクッと無意識に収納できたことを喜ぶべきなのか。