(これから書く内容は、昨日くらいから日本のテレビ番組でも話題になっているようなので、ジュリアン・ブランク Julien Blanc で検索してみると、なんの話かわかっていただけると思う)
さかのぼってみると11月4日ころだったと思うのだが、Facebookで知人から「メルボルンのホテルでとんでもないやつがセミナーを開こうとしていて、日本女性のこともばかにしているから、change.orgにて、ホテルに向けて開催拒否の署名がひろがっている」と教えられる。それは英語版だったが(日本語環境のみなさんがchange.orgにアクセスすると日本語のものが表示されるが、各国語版がある)、添えられていた情報とビデオを見て、ぞっとした。
これを日本語にしたほうがいいが誰か知らないか、日本の女性たちにも見てもらわなくちゃ、一緒に怒らなくちゃと…言われたのだが、2回見たいとも思わない内容で、これをもしわたしが細部まで訳せと言われたらとてつもなく気が重いなぁと思っていたところ、日本語の字幕を付けた短いビデオがYouTubeに公開されているとわかった。閲覧数も伸びているようだった。
翌日くらいだったと思うが、オーストラリアでそのナンパ師がセミナーを開こうとしていた三つのホテルが、署名活動の甲斐あってすべて開催をキャンセルしたという。ほっとしているのもつかの間、最初に情報をくれた知人とその周辺の方々から、15日から日本だよ、日本で話題喚起をするにはどうしたらいいのかという話に…そこでさらに「ぎょっ」と思っていたら、11月7日ころに日本語版のchange.orgに「入国拒否」の署名活動を立ち上げてくださった方がいて、わたしもさっそく署名に参加。
その後、Twitter / Facebookなどでの話題の拡散は、これ以上はないと思える速度と量だった。
話題になる機会が増えたとはいえ、まだまだネットでのこと。ネットをやっていない人には通じにくい。せっかく早めに話題をもらっていたので、何らかの活動をしないわけにもと思い、今日までせっせと、毎日数時間に1回のGoogle検索で、日本語ではこの件がどの程度の話題になっているかを調べ、知人らに簡単に英語で説明してきた。
だが、それもようやく、今日で区切りがつくだろうか…?
11月9日にnarinari.comが取りあげたことも大きかったと思うが、大手のメディアとしては、11月11日にwithnewsの記事をYahoo! Japanが配信し、12日には東京スポーツ、12日朝のテレビ番組では司会の小倉智昭キャスターが言及、夕方のテレビ番組スーパーニュースでは安藤キャスターが言及したという。そして今朝は日テレ系列の朝の番組で、話題がとりあげられたのだそうだ。もうこれで、人はそう簡単には忘れないだろう。
ただし、日本での取り上げられ方は生ぬるいと、念のために書いておこう。オーストラリアはすでにジュリアン・ブランクのビザを撤回、まだ彼がこれから行く可能性がある段階ですでにブラジルは拒否、イギリス、カナダ、その他の多くの国で活動が盛んだが、今週末に来るらしいと言われている日本では、入管がどう動くのか、さっぱり見えてこない。
また、今回の件を、ただのナンパ師でありその仲間たちじゃないかと思っている人がいたら、それは違うと申し上げたい。観光ビザで入国してひとりあたり3000ドルの参加費でセミナーを開く、おそらくどこの国でも違法なことを目的としているのだ。だから入管も動く。動かなければおかしい。本来なら、もっとはっきりと決断してくれてもよさそうなものである。
さて、これから数日は、ひと休みして別のことを検索して過ごしたい…が、はたして、どうなることやら?