使い古しのタオルと枝豆の匂い

 タオルはかなりの枚数を使っている。手拭きタオルは濡れた感じがしたらすぐ取り替えるし、洗濯もまめにおこなっている。だが「枝豆」は、とつぜんやってくる。どうやら雑菌に関係があるらしい。

 検索してみたところ、あれを枝豆臭と感じている人はほかにもいらっしゃるようだ。洗濯直後や乾かしたあとにいくら匂いをかいでもわからないが、少しでも手拭きに使うと、とたんに匂いを発するもののことを、わたしは「枝豆の匂いになる」と称している。あきらかに見た目や手触りがおかしい場合には、枝豆臭がどうのというまえに引退してもらい雑巾への道を歩ませるが、見た目がおかしくもないし手触りも普通、順序としてはむしろ新しい部類に属するものでも、なぜかこの枝豆臭が、はじまってしまうことがある。

 たまたまかなと思って、いったん洗濯してみるのだが、いったんこれになるともう復活しないようだ。

 かつては「白物は鍋に入れ、熱湯に洗剤や漂白剤を入れて少し煮るとよい」とか「とくに洗剤などは多くなくていいが時間をかけて煮るとよい」とか、何回か噂を聞いてやってみたこともあるのだが、そうすると生地が傷んでごわごわしやすくなるだけで、あまり効果があるとは思えない。まして白いハンカチ類ならともかくタオル類でこれをやったら、熱湯を大量に含んだ生地をしぼることはかなり苦痛。水切り(湯切り)がたいへんである。

 色や手触りがおかしかったら引退させているが、その分だけでも大量すぎて、雑巾が溜まる。まして雑巾を一回使ったくらいでは捨てないわたしは、あげくに予備雑巾まで溜めてしまう。いったいどうしたものか(–;。

 ところで高校生のころに飼っていたオスのシャム猫は、甘えたくて喉をごろごろならしながら膝に乗ってくるときのみ、なぜか枝豆の匂いがした。お風呂にも入れていたし、その瞬間だけだから雑菌まみれであったとは思えない。あの枝豆の正体が知りたいものだが、誰に聞いても意味をわかってもらえず、そのうち尋ねるのをやめてしまった。

投稿者: mikimaru

2021年現在「バウムの書」、「お菓子屋さん応援サイトmikimarche」などのサイト運営に、力を入れています。 かつててのひら怪談というシリーズに参加していたアマチュア物書き、いちおう製菓衛生師の資格を持っています。 バウムクーヘン関連や、昔からの知人には、「ちぇり」もしくは 「ちぇり/mikimaru」を名乗っています。