昨日は夕方から出かけることになっていたので、せっかく義母がショートステイでいないときに夕食くらいはまともに食べたいだろうからと、昼のうちから大根と魚肉練り物を煮こんで、夕方温め直せばおでんになるようにしておくつもりだった。
わたしはたしか、作る前に家族に宣言したのだ。「珍しく味噌で煮こんでみるよ」と。自家製の味噌がたくさんできていて減らないのに、先月は美味しい味噌が冷蔵商品の福袋にはいっていた。それもふたつも。味噌をいままで以上に多く使って、できれば新鮮で味が落ちないうちに食べたいと思ったのも、理由のひとつだ。
だいこん、こんにゃく、昆布や鰹節などのダシ類を入れ、少し熱が通ったら、魚肉練り物などを足し、ほんの少し醤油を入れるのがいつものスタイル。かなり火が通ってきたあたりで、さらに醤油やみりんを追加し、最後のほうで柔らかい具材を入れる。
今回は味噌にするのだからと、薄い状態のまま長めに煮こんで、いつもより遅めに味噌を入れて味を調えていこうと思っていたはずだった。だが何か別のことを考えるなどしているうち、何を思ったか「なんでこの段階で味が薄いんだ、なぜだろう、醤油とみりんを…」どば〜っと追加。しかも直後ならまだしも、それから20分くらいして、味がある程度までまわったところで「あらら、やってもーた」と(笑)。これでは、いつものおでんである!!
もし家族が味噌のおでんを楽しみにしていた場合に備えて、早めに一部を取り出して別鍋で味噌で煮なおそうかと大まじめに悩み、相談したところ、後日また味噌でやってみればよいのではとの話になったので、そのまま続行。
食べ物に関することでこんなに大きなミスをしたことは、あまり記憶にない。かなり疲れているか、春で頭がふわふわしているのだろうと思う。気をつけねば。