広島といえば、日本で初めてバウムクーヘンが焼かれた土地である。現在の原爆ドームとして知られる建物で、ユーハイム創業者のカール・ユーハイムがバウムクーヘンを焼いたのがはじまりだった。その広島(そごう)で、バウムクーヘン博覧会が開かれるとあっては、なんとしても出かけたい。3/21までの予定であるバウムクーヘン博だが、バウムクーヘン情報サイト「バウムの書」のオーナーとしては、これはもう、なんとしても「初日の午前に」現地入りしたい、しかも近隣のバウムも買って帰りたいと、熱意の暴走で結果として体力の限界に挑戦することになる小旅行の予定を組んだ。そして、無事に帰京した。
まずは、3月14日の午後3時ころ広島にはいり、必要な買い物や下見をすべて済ませて、翌日に備えることに。
駅に新幹線で到着後、路面電車の1日乗車券を購入。三越に無料のコインロッカー(いったん100円で借りてのちほど返却)があると調べておいたので、路面電車を三越の近くで降りて荷物をあずけ、そこから近い「ベッカライ ベック」でパンを購入。もう1軒、ドリアンというパン屋にも寄りたかったのだが、お休みだったらしい。
いったんホテルの近くまで路面電車(広電)で移動して、現在そごうの近くに仮店舗を出している広島アンデルセンの店頭を覗き、そごうに近いホテル(メルパルク)にチェックインする前に、隣接の郵便局でゆうパックの袋(大)を購入して、窓口が8時まで営業ということを確認した。いったんホテルにチェックイン。荷物を預けて、通りを挟んで斜め向かい側の「おりづるタワー」で買い物。そこにはユーハイムのデアバウムクーヘンが現地限定の折り鶴柄パッケージで販売されていた。土産品などを買って、また広電でうろうろと、三越近くまでもどってダイソーでガムテープほか文房具を購入し、ホテルにもどり、荷物を詰めてゆうパックを出しに窓口まで。
そのあと、せっかく1日乗車券なのだからと、無意味に駅まで移動して歩き回ったり、駅前でポケモンgoのジムで遊んで、夜の8時前にホテルにもどる。正直なところ、道が混んでいる時間帯で自分がひたすら急いでいる場合は、短距離ならば歩いたほうがお得である。1日乗車券があるからと何回か多めに乗ってみたが、ほんとうに乗ると便利と思うのは広島駅から紙屋町西くらいまで(そごうがあるあたり)のそこそこ長い距離で、少しずつ乗るのであれば、もしや時間的にはお得ではない場合もあるかと。
その後夜の9時ころに、Facebookでいつも仲良くしてくださっている方が立ち寄ってくださった。少しのあいだお話をしたが、お仕事帰りでお疲れのところ、わたしなどにおつきあいいただけるとは、ありがたいことである。
さて翌日は、午前10時にそごうにいられるよう、朝のうちに広島平和記念公園と資料館へ、さらにあまった時間で広島城の玄関くらいまで散策。時間が来たことと短時間とはいえ暴風雨となったこととで急いでそごうへ。そごうの手前で晴れて、唖然。傘は壊れたというのに(^^;、なんという天気。
(広島と岡山の観光については、明日くらいにまた書こうと思う)
バウム博の当日の写真をどうご紹介しようかと思ったのだが、いつもの通りにまとめ画像にさせていただいた。
撮影については、3月1日付けで広島そごうさんにメールでご相談申し上げ、バウムの書というサイトを運営しているが撮影許可はいただけないだろうかと、内心ダメモトで、一縷の望みにすがってみた。するとそごうさんから早くも翌日に、バウムの書はバウムファンの集まりであることをご理解いただけた旨と、当日の撮影に関する注意事項をいただいたので、それを肝に銘じ、撮影させていただいた。
(そごうさん、ありがとうございます)
60店舗以上から出店があった。ぜんぶをご紹介できないのが残念。商品が写っていないお店の方は申し訳ないが、他意はなく…事情をご理解いただけたら幸いに思う。また、あまりにも混雑していてお客さんがつねにいる売り場も、遠巻きに撮影できそうでなければ、遠慮させていただいた。
これから会場に行かれる方は、三連休でどの日も混雑する可能性が高いかと思われるが、初日の午前中、わたしがいた1時間少しの時間帯では、バウムもほとんど問題なく選べて、カフェも人があまり着席していなかった。わたしは全国制覇という801円のセット(飲み物付き)を選んだが、日によってその組み合わせは違うらしい。また、ここではユーハイムのブースで売られている「バウムトルテ」というケーキのような商品(小さめのリング型バウムの内側にクリームやイチゴが使われていたり、あるいはチョコレートや抹茶でデコレーションしてある)を食べることもできる。
2000円以上のレシートがあれば、抽選でくじが引ける。わたしはパインアメ1個をいただいた。
また、100円以上の寄付で、個包装のバウムクーヘンがひとつもらえる。
焼きたてバウムの切り売り販売、バウムパンなど、集客力のあるイベント的な商品は圧倒的にユーハイムさんが多いのだが、バーベキューのようなバウムを出しているお店ほか、見ていて楽しいバウムも。ぶらっと見ているだけでも楽しいので、ぜひ足を運んでいただきたい…。バウムファンとして、バウムクーヘン博はこれからもずっとつづいていただきたい大切な祭りであるため、今後も勝手に応援させていただくつもりだ(^^)。
それにしても、バウムパンが去年より美味しく感じた。去年のものは2個を買ってお友達のみなさんとひとくちずつ分けあったので、量の関係もあってか印象がないのだが、今年は2個を買って数回にわけて旅の途中にひとりで食べたため、カリッとした丈夫な生地と味わいに夢中になった。たまにはまた食べたいほど。会場ではプレーン、チーズ、チョコが選べる。わたしはチーズが焼き上がっていない時間帯だったのでプレーンとチョコを食べた。いつかチーズも食べてみたいが、また何かの催事で食べることができるだろうか。
わたしが購入したバウムは、後日また別の機会にご紹介予定。
さて、バウム博以外で今回の旅行中に購入したバウムは、広島三越にて、無花果のカットバウム(無花果さんはバウムクーヘン博ではロングサイズで出品されているが、広島三越の菓遊庵では、カット販売がある)、そして岡山のボンヌ・マリーさんでは、カットバウムを購入したほか、自宅や友達の家への配送依頼をしてあるので後日ホールが到着予定。そして同じく岡山のロマラン洋菓子店さんでは、焼き菓子とカットバウムを購入した。
ロマランさんはさきほど別ブログでケーキのご紹介をしたが、ボンヌ・マリーさんは商品が到着後に、後日改めて、またご紹介したいと思う。