サーティワンがアイスクリームの日のキャンペーンとして、シングルコーンのアイスクリームを100円で販売するサービスをおこなったらしい(各店舗でそれぞれ数時間ずつ)。
1985年の2月、深夜の寒空に麻布で行列を作らせたホブソンズは、当時としては販売方法が変わっていたアイスクリームの店。すでに完成しているアイスクリームをすくってコーンに盛るのではなく、注文を受けたその場でフレーバーとクリームを混ぜて機械でミックスし、ふんわりと、大きめのワッフルコーンに盛って手渡ししてくれたのだ。あまりの行列に「バイトが並んで混雑を誘っている」という説も出たが(真偽不明 ^^;)、わたしもたしか店舗が増えるまでは並んでみようという気も起こらないほど「ホブソンズといえば行列」という感覚だった。
行列として同じように思い出すクリスピークリームドーナツの場合は、しばらくのあいだ新宿南口にしか店がなかったし店舗の展開がゆるやかすぎて新宿の行列が途絶えることはなかったが、ホブソンズについては、立っても食べられるアイスクリームという特質からか店内が広い必要はなかったのだろうし、何ヶ月かに1店舗くらいかの割合で都内に増えていたようにも記憶している。わたしは有楽町の駅近くでようやく食べたが、そのころはブームは去りかけていたのかどうか…あまり何回も食べた記憶はない。そうこうするうちに見なくなった。同時期にたくさんできた後追いの店(ふんわりとワッフルコーンにアイスを盛る店)も、減った。勝手な想像で、ホブソンズは日本から撤退したのかと思っていた。
ネット上の記録によると、去年もこうしてアイスクリームの日に「ホブソンズが、まだに日本にある」と感動していたようなのだが、今日になってあらためて検索すると、かなり店舗があることがわかった。都内にもけっこうあるし、関東ならショッピングモールやホームセンターなどの一部にもあるようだ。
一度くらい、また食べてみようか。
当時から、ハーゲンダッツは人気があった。六本木あたりでも別に並ばずに食べられたし、よく利用した。だがハーゲンダッツのほうは、店舗で販売する形式から遠ざかって、現在ではスーパーで買って家で食べるものになってしまったのが残念。またいつか、ハーゲンダッツの店舗ができないだろうかと、そちらも心待ちにしている。