5月下旬から痛いと思っていた右肩のことで、昨日は思い切って近所の整形外科へ。レントゲンの結果によれば、石灰化している場所はごく小さく、場所も限られているので(石灰化している場所や大きさによっては、腕がまったく上げられないそうだ)、関節への注射と漢方薬の内服、そして週に1度のリハビリ通院ということになった。
漢方薬や風邪でお馴染みの「葛根湯」、そして同じくツムラから出ている「五十肩に効く」と説明書に書かれた漢方薬だった。かなり苦くて癖のある味だ。
さて、今日あらためて出かけたリハビリでのこと。
肩を療法士さんがマッサージしつつ状況を確認してくれるあいだ、今後のリハビリについて話し合った。どの方向に腕を曲げ伸ばしすると痛むのかを確認しあいながら、家でもできる改善のための簡単な動作を習う。初めてのことばかりだが、右肩は日々使う場所なので、改善することを祈るのみだ。
驚いたこともある。「ここは痛みますか」と声をかけてくるかこないかのタイミングで、わたしの表情から何かを読みとろうとすることが多いようだった。「ここが痛いところなんですね」やら、「あらここまでが限度なんですね、なるほど」やら、勝手に判断してしまうことが何度もあった。わたしは初めてのリハビリルームで周囲の人たちが気になったり(とくに仕切りがあるわけではないので近くの人が見える)、いろいろな雑念があったので目を泳がせていたのかもしれないが、痛かったら痛いと口に出す。表情で伝えたりは、していなかったつもりだ。そしてその推測は必ずしも当たっていなかったので、口でその都度「それほどでも」やら「もう少し曲げられます」やら、返事をしていた。
そういえば整形外科という性質もあるかもしれないが、待ち合いには高齢者が多く、最近では少なくなった”和気藹々とみんなでおしゃべり”の雰囲気を楽しんでいる人すら見受けられる。わたしのような中高年やそれ以下の人は、ほとんどいない。高齢者の中には、もしやどこが痛いか、どのくらいなら我慢できるかを、自分ですぐに表現することが難しい人もいるかもしれない。その結果として”相手が口に出す前に察してしまえ”と、療法士さんは親切で表情を確認していた可能性もある。
漢方薬は2週間分の処方だったが、リハビリは、毎週が前提のようだ。少なくともあと何回かは、そして治り具合によってはもう少し通うことになるだろう。