以前から話には聴いていた「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」という本を、近所の書店の店頭で見かけて購入したのが数日前。
村上春樹、コナン・ドイル、星野源…志賀直哉、レイモンド・チャンドラーなどにまじり、ところどころに「週刊文春」やら、高等学校の国語「過去問」やら、書いた作家ではなく完成作品(?)に似せた文章まで出ていて、盛りだくさんである。
まだ半分しか読んでいないのだが、内容は軽いので、読みはじめたらいっきに終わりそうだ。
安部公房、ドストエフスキーなど、自分でもかつて馴染んだ作家の「焼きそば」を見ていると、雰囲気は出ているのかなとは思うが、知らない人が出てくると、もうお手上げ。同じくらいのクオリティに仕上がっているのだとすれば、その人たちの文体がわたしの好みではないのだろうと思うが…
企画としてとてもよくできている本だと、それだけは素直にそう思う。