レーズンほか、安価な種類のドライフルーツは在庫を切らさないようにして、つねに少しずつ洋酒漬けにしてはコーンフレーク等に混ぜたり、あるいは菓子かパンを焼くときに練りこむようにしている。ときには奮発して、値段が高めのドライフルーツを買うこともある。何に使おうかとわくわくしつつも、けっきょく洋酒漬けにしてしまうことがほとんど。
さて、ただいまの「わくわく」は…
正月にタカシマヤから届いた食品総合福袋(5000円のもの)に、なんと干した巨峰がひと袋はいっていた。普通のレーズンより粒が大きめで、何よりもまず頭の中をよぎった文字は「高そう」である。高いものは失敗が許されない。レーズンならいくらでも買い足すが、どこでいくらで売られているかわからないものが福袋にはいっていたのだから、これは失敗ができない。
ヨーグルトに漬けて、巨峰ヨーグルトにしようか。
牛乳に半日くらい漬けてふやかし、プルーンの代わりにファーブルトンのような焼き菓子に入れようか。
パウンドケーキに使おうか。
なぜ、夏に生の巨峰を買わない人間が、季節が過ぎて乾燥した巨峰を目にしただけでこうもわくわくするのか。自分でも不思議である。
迷っているうちに古くなるのも残念なので、早めに食べ方を決めたい。