ウナギ蒲焼き用の「タレ」のみをかけたライス

 ツイッターで話題になっているようだが、大学生協などで、ライスにウナギ蒲焼き用のタレをまぶした商品が弁当売り場に売られているらしい。ウナギがない分だけ、値段は控えめ。おかずも一緒に買わないと寂しいのでけっきょくは安上がりにならないかもしれないが、それにしてもアイディアが素晴らしい。

 土用の丑の日にウナギ販売が集中することが、以前から問題だと思っている。スーパー等ではその日のために仕入れや調理販売(蒲焼きにして店頭で販売)がおこなわれるため、販売予測を間違えたら廃棄が出る。ただでさえ絶滅まっしぐらのウナギであるのだから、この期におよんで廃棄が出るシステムを業界が放置することがあるなら、社会悪と言ってよいレベルではないだろうか。

 ウナギをコンビニの弁当レベルまで大衆化させたのは誰なのだろう。たまに店に食べに行く程度の贅沢品であれば、専門店の品格と矜持も保たれ、一般人が争ってがっつくようなこともなかった。その方には、責任をとってぜひとも「別の何か」を流行らせてもらいたい。1種類だけ流行らせると恵方巻きのように廃棄だらけになるので、同時に数種類を考案してほしい。

 日本人はタレとライスの組み合わせがことのほか好きである。ならば値段があまり高くなくて大量生産の可能なきのこ類(マイタケやらエリンギやら)を申し訳程度に天ぷらとして添えて、多めのライスに天丼用タレをかけて出すとか。あるいはもう、さまざまな「たれご飯」を俵型のおむすび詰め合わせにしてパックで売ってくれてもよいかもしれない。

 とにかく、土用の丑の日にウナギ以外のものを食べる人が、もっと増えるべきと考えている。

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