今日、ふとしたことで「かつて繁華街だったことを知らずに、原爆が落ちたのが公園でよかったと言う子供がいるらしい」と教えていただいた。
さっそく検索してみた。2016年の西日本新聞に、長崎の話として、たしかに書かれていた。
西日本新聞 2016.08.08 「落ちたのが公園で良かったですねって、また言ってましたよ」
原爆の話は、いつまでも語り継がれていくのだろうが、伝えられる情報の密度のようなものは、やはり70年以上も経過すると、下がってきてしまうのだろうか。わたしは子供のころ、8月中旬になると怖いテレビ番組が増えて「なぜこんなに怖がらせるのだろう、つらそうな話ばかりで、よくわからない」と思ったものだった。だが最近は自分が年をとって慣れたからなのか、あるいは当時ほど怖くてたまらない描写が減ったのか、全体的に戦争の話が減ってきているような印象も受ける。
わたしは去年の3月に広島を訪れたが、制服を着た中学生くらいの団体が平和記念公園と資料館にたくさんやってきていた。これからも、ひとりでも多く、訪れてもらいたい。