今年は25日(土)、26日(日)が高円寺阿波踊りということになっているが、実は24日の夕方も地元の駅近くではリハーサルがおこなわれていたようで、歩いているだけで衣装を着たグループに何度か遭遇し、やや怖い思いをした。何が怖いかというと、衣装や高揚感で気持ちが大きくなってしまうのか、みなさんあまり周囲を見たりせず、勢いよく移動するためだ。
高円寺界隈に住んで30年以上になる。住みはじめて最初のころは、阿波踊りの当日であろうとカメラを持って駅の近くを歩けたものだった。知人らを呼んで「高円寺の阿波踊りの日に阿波踊りではなくただのオフ会をやる」という暴挙に出たこともあったが、いちおう店は普通にはいれた。
だがいま、当日の昼にはすでに商店街の(営業中の店の前などで)場所取りがはじまり、飲食に関係ない店などはとくに、当日の昼過ぎから夕方までにかけて、早めに閉じてしまう場合も。そもそも、地元民が普通に「歩けない」。わたしも家族も、ここ何年も阿波踊りの日に外出がある場合は隣駅を使い、家の近くまでバスで移動している。
今日は家族が夕方から出かけて夜にもどってきたが、隣の中野駅から乗ったバスは、早稲田通りから阿佐ヶ谷に出ようとする人で、たいへんな混雑だったそうだ。
わたしも明日の午後は外出するのだが、夕方の帰宅予定で、もっとも混雑していそうな時間帯に当たるのではと思う。中野駅からバスに乗るのか、あるいは乗り換えが増えても仕方ないので西武新宿線の駅を使い、南下しながら高円寺方向に帰ってこようかなど、出かける前からあれこれ考えている。
規模が大きくなりすぎたのではないかと、個人的には憂慮している。