ドラマ「ブリッジ」が終了した。スウェーデンのマルメ県警に所属する「サーガ・ノレーン」が、橋を挟んで向かい側のデンマーク警察と一緒に事件を解決するシリーズの4作目にして最終章である。
この第4シーズンに関するネタバレはしないが、多少はこれまでのことを書かせていただくと、どのシーズンも見終わったときの印象がどんよりと暗かった。シーズン1ではある人物の子供が死んでしまうし、2作目ではまさかの誰かさんが人を殺すし、3作目ではサーガの実の母親が登場、捨て身で娘(サーガ)を攻撃。あまりの展開にびっくり仰天であった。
4作目は、その母親の置き土産のせいで苦しんだサーガが、ある意味で社会復帰をしてデンマークに捜査協力するところからはじまる。
いままでのシーズンを合わせたほど暗い終わり方かと思ったら、そうでもなかった。これは見ていて救われた。最初のころの数話は「これとこれがどうつながっていくのか」と思うような内容だったが、後半では一気に収束。とくに最終話の残り25分になってからは、ああ、そこまで伏線を回収するのかと、感心した。
ただ、犯人…あれはちょっと、途中で出てきた若いころの写真(ちらっと出たはず)と、最後のほうで、ある人物がその人だったとわかったときとで、まるっきり別人ではないか…? 数年で、ああ見た目が変わるはずがない。これはちょっと、再放送ででも写真のシーンを再確認したいところだ。写真はあったと思う、見た記憶があるのだ…。う〜む?
いずれにせよ、暗くない終わり方をありがとう。