とても不思議な体験をした。しばらく忘れていたのだが、このところ頻繁に思い出す。せめていつのことだったかだけでも思い出せればと思うが、自分のブログには書かなかった可能性があり、このブログを含む自サイトの過去ログで全文検索に引っかからない。
こういうことが、あった。現在の家でのことなので、2007年以降のことだろうとは思う。
夜に食器を洗っていた。目の前に2段の洗いかごがあり、大きさなどに合わせて洗った食器を上下どちらかの段に載せては、洗いつづけた。
そのとき、上下どちらの段からかはわからないのだが、洗いかごの左手側(端ぎりぎり)から、ざくざくしたガラスが大量に落ちてきて、足もとにばらまかれた。跡形がないほどに割れたが破片から判断すると厚みと装飾のあるガラスで、花瓶のようなものを連想させたが、それほど厚みがあるなら粉々になることは不思議に思われた。
そういった花瓶は家にあったが、そのときは使っていなかった。そしてその後しばらくして、わたしはその花瓶を思い出して奥から出し、使うようになった。いまも家にある。
いくら考え事をしていたにせよ、自分が洗った直後もしくは食器をおいたことによりそこから落ちたのであろう大きめのガラス製品に、まったく記憶がないことが解せなかった。さらに、それは何かにぶつかって粉々になったというより、落ちている最中から、まるで壊れていたかのような印象だった。わたしは「あ、何かが落ちてくる」と身構えた記憶があるのだが、その段階ですでに、何なのか認識できないままだった。落ちるまでがあっというまのことで、目と頭の連携がうまくいかなかったのかもしれないが。
そのとき…こんなことを書くと電波系と思われてしまうかもしれないが…それが「どこかから来たガラス」のような気がした。いつか将来ここで洗い物をしているときに、大きなガラス製品がひとつなくなることがあって、それがあのガラスなのではと、考えることがある。
このところ、洗い物をしていると、よくこれを思い出すようになった。