以前は正体に気づかなかった。高円寺駅前の東京屋(輸入食材が買え酒屋だが最近は改装して夕方から店内で立ち飲みも開始)の店頭に、週に2〜3回出ている袋詰めのパンがある。あれは、コストコのものだったのだ。
以前はベーグルが数個ずつ袋詰めになっているのを見て「どうせなら別々の種類のものを袋に詰めてくれたら買いやすいのだが、同じのを3個くらい詰められても」と、ごくたまにしか買わなかった。袋にコストコと書いてあるわけではなくて、どこかから仕入れて袋詰めをしなおしていることだけは感じていたのだが、今日やっと「あー、これコストコだ」と気づいた。
なぜなら、もう閉店してしまったが、都立家政駅近くに1年だけあった韓国食材の店で、コストコのマフィンとテーブルロールを一時期買っていたのだ。そのおかげで、コストコ商品の見た目と味はわかっていた。そして今日の東京屋に、その見慣れたマフィンとテーブルロールが出ていたのだ。なんだ、コストコだったとは。
とりあえず、マフィン2個とテーブルロール数個入りを買ってみた。明日の朝に食べてみよう。価格はだいたいひとつ140円前後(税抜き)のようで、すべてを合わせて会計が460円前後だった。レシートがいま手もとにないので端数までは思い出せないが、500円以下だったことは間違いない。
東京屋は、改装前は店頭に「どさっ」と商品を積んでいた。店内も混沌としていて、輸入食品店のドンキかと思うような、そのいくぶん「どんくさい」(←褒め言葉)な雰囲気が入店しやすかったのだが、立ち飲み屋をはじめてからすっきりしてしまって、中を気軽には覗けなくなった。だが今日のように店頭にパンが出ていれば寄りやすいので、また気づいたときに寄ってみるとしよう。