ニュースが流れてきて、見出しが面白そうだったので読んでみた。埼玉県で、82歳男性が死亡した際にその遺族(48歳女性)を騙して「死体検案書に82万円かかる」と告げ、現金で用意させてゲームに使った警察官がいたとのこと。複数の新聞サイトなどを読んでみたところ、後日逮捕されたのだが、そのきっかけは、10月18日にふたたび200万円を要求したからだそうだ。がめついにもほどがある。
2018.10.19 東京新聞 「死体検案書に費用」巡査逮捕 詐欺容疑、埼玉県警
ちなみに、死体検案書(不審な点がない場合は死亡診断書と呼ばれて中身は同じ)だが、7年前に当ブログで書いた件 → 「自宅で人がとつぜん死ぬ」ということ で記憶しているかぎりでは、たしか2万円台後半くらいだったと思う。葬儀社に病院まで受けとりにいってもらおうとしたところ、盛岡市の依頼を受けて遺体を検分した医師(個人医院)が「どうしても言いたいことがあるから代理ではなく家族に直接渡す」とのことだった。慣れない土地でどうにかその病院を探し、家族が受けとりに言くと、予想外の高額であった上に「(遺体発見者は)認知症がひどいから、ひとり暮らしは無理。どうにかしなさい」と、お小言を言われたとか。
82万円は、どう騙したらその額になるのか、まったくもって、わからない。ポッと出の言葉で騙すにせよ、せいぜい10万円くらいにしておくのが普通の犯罪者ではないだろうか。まあ、犯罪に普通も何もあったものではないかもしれないが。22歳の警察官、なんとも規模が違う。