3話まで見たところだが、このドラマはかなりクオリティが高い → Netflix: ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス
三度の飯より…と書くと大げさかもしれないが、ホラーは好きである。かなり見ている。そんなわたしが1話目からはまってしまった。全10話のようだ。
子供時代に、人里離れた大きな屋敷に臨時で引っ越した7人家族。1992年に彼らが引っ越してから逃げ出しすまでの日々と、2018年の現在、そして彼らにとって転機となった2012年のシーンが、何度も何度も、めまぐるしく入れ替わる。
これまでの出来事は、家族に重い影を残していた。母を失い、父は社会的に変人と見なされた1992年。その後の世の中にうまく適合できず病んでしまった次男に関することや、思うような作品が書けずに悩んでいた作家の長男が、ついに事件に関する本を書いたのが2012年。そして2018年になり、過去に追いかけられたかのように命を落とすことになる三女——こう書くとわかりやすいかもしれないが、断片的なシーンを頭の中で再構成しながら物語を追っていくのは、楽しい作業ではあってもけっこう疲れるものだ。だが、1話を見終えると、また次も見たくなる。
原作(原案)として、1959年に書かれた小説があるとのこと。その英語版Kindleは、こちら。
映像としてもとてもうまい。ホラー慣れしている人間でも「ここでこれを出すか」といった、意表を突かれるものが急に画面に出てきて、なかなか楽しい。安っぽい怖がらせ方や演出ではなく、あくまで上品である。