たとえばグリコなど製菓業が契約したオフィスに設置する「置き菓子」は、以前から話題になっている。だが最近、オフィスの休憩所に置く省スペースタイプの無人コンビニが話題だという。
検索してみたところ、ファミマの自販機コンビニASDや、電子マネー対応のプチローソンほか、その名もずばりおふぃすこんびになどが、すぐ見つかった。また、わたしが聞いた事例では、飲み物や軽食などに限らず、社外にいちいち買いに出るのがためらわれる日常的な雑貨(ティッシュ、カットバン、ストッキング、文房具)なども、対応してくれるサービスがあるらしい。
飲食業、食品販売業はほんとうに人手不足が深刻なようだが、この先は消費増税の影響もあって「中食(なかしょく、持ち帰って屋内で食べること)」が増えてくると思われるため、コンビニの役割はますます重みを増すかもしれない。都市部などで対応できる範囲では、早々に電子マネーや無人販売に舵を切っていくとよいかと思う。対人での販売がまったくなくなるのは困るが、都市部やオフィス街などでは、進めていくべきだろう。