昨日だったか家族からそう聞いたので、検索してみた。文春オンラインに記事があった → 2018.11.23
「全国紙」でなくなる? 産経の“感情の起伏”が激しかった「11月16日のこと」
保守おじさんが「揺れている」
紙媒体に関しては、販売範囲が広いと輸送費もかかること。それならばと、東西それぞれのせまいブロックで別々のものを発行するという方向で、2020年をめどに検討中のようだ。
新聞のほとんどを電子メディアに頼っているわたしからすると、その流れもありかなという気がするが、この厳しい出版や活字業界において既存の地方紙各社が元気になる要素もまた見当たらず、今後ますます地方の人は新聞(紙媒体としての)と距離が開いてしまうか、あるいは選択肢が減るのだろうという予感もある。
昨日だが、わたしは以前から迷っていた新聞購読(英語の電子版)を、ニューヨークタイムズに決めた。1年の間は1週間につき1ドル計算になるが(翌年から2ドル)、候補に考えていたジャパンタイムズ、ワシントンポストとの比較においてはこれがもっとも安かったというのが、決め手のひとつだ。
もうひとつの理由は、内容が真面目であること。ワシントンポストはメディア戦略がうまく「クリックしたくなる」記事が多いが、他のメディアも扱うような一般的または通俗的な記事も多く含まれている。ジャパンタイムズは内容が日本に関する記事が多いため元ネタになっている日本語ニュースのほうを自分が熟知している場合が多い。英単語を「なるほどこう訳すのか」と理解したい人にはベストな教材となるだろうが、わたしは英語でニュースが読みたいのであって、日本のことを英語で人に説明したいわけではない。それらをあれこれ考えて、ニューヨークタイムズにした。
日本語の新聞に関しては、以前は1日3本までならば無料会員登録のみで有料記事も読ませてくれた朝日新聞が1本に変更してしまったのは残念だし、おもしろそうな記事から人生相談まで多くを「ここから先は有料」に変更してしまった毎日新聞には、ここまでやるのかと腹立たしさすら感じることがある。
いっぽう、自分が家で紙媒体を購読している東京新聞は、ネットでは記事を広告付きで表示するか、あるいは紙媒体でのみ読める記事は、そもそも一般人向けのネットに載せていない。有料の東京新聞電子版があるのだそうだ。読み手にストレスを感じさせない東京新聞に、わたしは好感を持っている。