最近あちこちのスーパーでセルフレジが増えてきたのだが、昨日のイトーヨーカドー食品館(中野)で、たまたま感じたこと。
セルフレジに行列ができていた。5人くらい待っていただろうか。だがわたしたちはセルフレジのほうが気を使わなくていいので、どちらの列が長いかなど確認せず、最初からセルフレジに並んでいた。
そのときふと「このセルフレジって、nanaco残高が足らない場合はチャージできるのか」と、わたしは疑問を口にしてみた。連れは「できるんじゃない?」と言う。そのまま待っていたところ、連れがふたたび「あっ」という。どこかにチャージができないという表示を見たのだそうだ。わたしは列のすぐ脇にあったチャージ機を見た。それはセルフレジができる前から存在していたもので、場所はよく見えるが、並んでいる列からはいったん出なければならない。「わたしが列に残るので、チャージしてくれば」と、カゴをわたしが代わりに持って並んだ。
その瞬間、わたしたちの前に仲良く並んでいた若いカップルが、あわてだした。どうも支払時にnanacoをチャージするつもりでいたようだが、わたしたちの会話が聞こえたらしい。「どうしよう」とか「人のいるレジに行かなくちゃ」といった声が聞こえたあと、実際に列から出てしまった。
中野店がセルフレジを入れたのは最近だと思うのだが、なぜチャージができるセルフレジにしなかったのか不思議でたまらない。以前からあるnanacoチャージ機の出番がなくなってしまうということなのか。だいたい有人レジで口頭で頼んでチャージしてもらう人と、セルフレジでチャージできるならその場でチャージする人とがいれば、あいだの空間にチャージ機だけ残しておく必要もなくなると思うのだが…。
さらに、中野店のセルフレジは、押すボタンが多すぎた。あれは訳がわからない人や気の短い人は怒ってしまうかもしれない。最初が「イトーヨーカドーアプリはお持ちですか」で、Yes/Noを選ばせる。次いでセブンアプリ(?)がどうのとか、また質問が出て、支払までに3ステップくらいあった気がする。
他社のセルフレジならば「現金ですか、カードですか」を選ばせたあとで「ポイントを使いますか」が出る程度だろうと思う。
イトーヨーカドーさん、アプリがどうのよりも、客のストレスを減らす方向で、よろしくお願いします。