10年くらい前まで、卵は1日1個までという話が主流だったような気がするが、コレステロール値は卵を1日2個食べようが関係ないという話になったとかで、1日2個の卵で健康を維持しようなどの言葉を目にすることも増えてきた。
ところが、数日前にCNNのニュースで、こんなものを発見 → 2019.05.15 Three or more eggs a week increase your risk of heart disease and early death, study says
(普段の食生活につき、週に3〜4個の卵で、心臓病と早死にのリスクが高まる)
これは通常の量を書かないと意味がわかりにくいのではと思ったが、毎日に換算すると食事性コレステロール300mg以上、だそうだ(注: 300mgというのは一般的に成人が1日に接種するコレステロールの量に合致するらしいと、検索して知った)
ところがこの記事、元ネタは同じなのに各紙や各局が微妙に違うことを書いている(1日3個食べてはいけないとか、1日1個でもだめとか)ため、読み比べをしてみたところ、どうもこういうことらしい。1日300mgまでの食事性コレステロールという目標を意識するならば、卵1個(とくに卵黄)だけで180mgくらいになってしまうため、管理がたいへんになるから食べなければ面倒がないという論調のメディアは「1日1個でもリスクは上がる」という見出しにしがちなのかもしれない。そして卵が好きでたまらない人たちに近いメディアは「1日3個も食べるとリスクがある」と見出しにしているようだ。
ちなみに、正式に発表されたデータは、こちらである → 2019.03.15(初出) Associations of Dietary Cholesterol or Egg Consumption With Incident Cardiovascular Disease and Mortality
ちなみにわたしは、卵を1日2個くらいまでは、食べたい。食べない日もあるのだから、食べる日と食べない日でバランスがとれていれば、それでいいと、わたしは考えることにする(^o^)。