知人のほとんどとFacebookでつながっている。日本だけではなく外国に住む知人らとも、メッセンジャーなどで頻繁にやりとりしているため、もはや欠かせない存在となっている。
だがFacebookに次から次に出てくる技術や管理面でのスキャンダル(管理がずさん、個人情報の漏洩など)を思うと、いつなんどき決定打のような事態が生じて、Facebookを利用できなくなるかもといった不安がある。それは会員離れなどの心理的な意味合いではなく、物理的に「接続できない」などの意味も多く含んでいる。
普段から複数のサービスやアプリを使うなどして、共通の知人らをたどっていけば関係が再構築できるようにしておく必要があるが、ここで肝心なことは会社の系列だ。FacebookがだめならWhatsApp / Instagramなどがあると思ってはいけない。どちらも傘下の企業だ。何かあれば共倒れである。
わたしにとってのTwitterは、Facebookでつながっていた人たちとは付き合いの層が異なる。緊急の連絡には使えることもあるかもしれないが、ずっと連絡をつづけていくのには実用的ではない。お読みの方が、両方のサービスでほぼ同じ方々とつながっているのであればTwitterでひとまず安心かもしれないが、わたしなどはそもそも知人らにあまりアカウントを教えていない。
Skypeも家族にしか教えていない。LINEはやっていない。MacやiOS同士ならば音声またはビデオ通話ができるが、ID検索のヒントになるような情報を、人にほとんど教えていない。AndroidのほうでSMSをもらうことはできるが、あれは文字だけである上に文字数制限もある。もっとも、急ぎの連絡先を教え合うくらいには、使えるだろうけれども。
自分の管理するウェブサイトは山ほどあるので、どなたかが思い出して検索してくれればありがたいが…自分からは、人をなかなか見つけられない。
その場合には、仕方がない。スマホが壊れてアドレス帳がなくなった人の気分を味わいながら、切れてしまった人はさようならということに、なるのだろうか。