埼玉県の病院での事件 → 2019.05.15 朝日新聞 病院トイレで死産の胎児、清掃員が誤って流す
胎児の心肺停止により入院中であった妊婦さんが、分娩の前に(←すでに死産であっただろうけれども記事には分娩のためとあった)トイレを使用したところ、そこで胎児が死産された。ところが、ご本人が待機していたあいだに、清掃係がトイレの水洗レバーを押してしまった、とのこと。
これは、ほんとうに、つらい話だ。誰を責められるものでもないが、ご本人にしてみれば、生まれてくるはずだったお子さんが死産だったというだけでなく、思い出も形見もなくなってしまった。どれだけつらいことだろう。
病院の清掃の方は、普段から一般的ではないもの(血液)などを見慣れてしまっているのかもしれず、とくに事前の注意や指示がなければ、事務的にレバーを引いてしまったのは、無理からぬことだったのかもしれない。
こんな悲しい事件が、くり返されないことを、祈っている。