オネストビー停止の謎: いま流行りの「忖度」か?

 5月の1日ころと思われるが、大型連休中にシンガポールに本社のある買い物代行サービス「オネストビー」が、日本でのサービスを停止した。英語で検索したところその数日前からシンガポールでのサービスが止まったという話もあったようだ。だが日本では、個人のブログのレベルでさえ、この話題がほとんど聞かれない。

 オネストビーは、去年の秋くらいまではせいぜい「コストコの商品が買える」という点を宣伝文句にする買い物代行サービスでしかなかったが、このところスーパーのマルエツほか、伊勢丹、東急などの百貨店、ナショナル麻布、ディーンアンドデルーカなどの個性的な品揃えの店と、次々に提携していた。

 わたしはゴールデンウィークの直前に、夏には(日持ちの意味で)買いづらくなるコストコのクロワッサンを、いまのうちに買っておくか、やめておくかと迷ったのだ。けっきょくやめて、ゴールデンウィークももうすぐ終わるというころにサイトを見にいってサービス停止を知った。

 この件、誰も騒いでいない。ネットで一部の方がツイートしていた程度だ。ニュースにもまったく引っかからない。上述の各店らは必死に自サイトからオネストビーという言葉を消して回ったらしく、まったくそんな事実はなかったかのような状況を装っている。ただしオネストビーとそれらの店が提携したというプレスリリースはネット上で読むことができるので、わたしが幻を見ていたわけではない。

 サービスを止めるのは、ああ業績が悪かったのかと思えばそれでいい。だが有名デパートほか経済メディアなどによる、この「何もなかったかのようなとぼけぶり」は、いったいなんなのか。不思議である。

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