激しい雨だった

 病院で検査の予約を入れていたので、朝の7時前に家を出た。駅に到着するまでに服や持ち物は雨に濡れていた。幸いなことに、5年以上も履いていなかった安い長靴がとってあったので、それを履いたおかげで靴下とジーンズの裾は被害が少なかった。だが、それほどの期間を放置していた安物が水たまりの中で壊れたら最悪だなと、ひやひやしながらの移動だった。

 昼過ぎに検査が終わり、帰ろうかと院内を見ると人がかなり少ない。間違えて夜間診察にでも来てしまったかのような静けさだったが、おそらくあの雨で通院をあきらめた人がいるのだろう。
 幸いなことに帰りのバス(始発)は土砂降りの中で待機してくれていたので、バス停で派手に濡れることもなく、家の近くまで移動できた。

 午後1時過ぎに帰宅し、食事をして、朝が早かったので1時間ほど仮眠をとって目を開けると、外には薄日が差していた。あれほどの雨が、嘘のように去っていた。

投稿者: mikimaru

2021年現在「バウムの書」、「お菓子屋さん応援サイトmikimarche」などのサイト運営に、力を入れています。 かつててのひら怪談というシリーズに参加していたアマチュア物書き、いちおう製菓衛生師の資格を持っています。 バウムクーヘン関連や、昔からの知人には、「ちぇり」もしくは 「ちぇり/mikimaru」を名乗っています。