ほぼ毎年いまくらいの時期に日本にやってくる知人親子に、買い物などを補佐するため上野へ。各種の切符やら眼鏡やら、デジモノやら、食事やら…短時間にかなり歩きまわって、さくっと用事を済ませて別れた。われながらテキパキできたのではと自画自賛。
それにしても、上野は毎年ほんとうに外国人が増えていて驚く。従業員もバイリンガルが多い。今日の眼鏡店は、わたしがいた時間帯だけでも、日本語と中国語と英語が飛び交っていた。難しい表現になるとタブレットで通訳を呼びだして客と店員のあいだに中国語緒が往き来。素晴らしい。
また、わたしの知人というのが毎年日本に来ているせいか、以前にも増して日本語の聴きとり語彙が増えているようで、訳してあげようかと思うまもなく、なんとなくわかった表情をしている。言いかけた英語を引っこめたりしているうち、店員さんにも英語ができる人がいるためか、会話している同士で言葉がちゃんぽんになりかける。たまにわたし自身が、英語でなくていいところで英語を口にして「あ、しまった」と苦笑。
上野といっても、店によってはそういう雰囲気とは無縁のところもあるかもしれないが、おおむね、以前の上野のつもりで出かけると面くらうのは間違いない。
わたしにとっては不快ではないし、むしろなにやら肌に合うのだが、人によっては近づきがたく感じる場合もあるかと思う。
今後は東京の多くの場所でこういう異国っぽいような光景が、見られるようになるのかもしれない。