朝日新聞によれば、日本の研究室で生まれたシラスウナギを育てて、蒲焼きにするなどの実験が、21日に水産庁などにより発表されたらしい。
2019.06.21 人工孵化ウナギ実用化「光見えた」 食卓にうな重戻るか
東京・霞が関の農林水産省内に設けられた会場。関係者らに提供されたうな重には、厚さ1センチ近いかば焼きが載っていた。口当たりは柔らかく、甘みが広がる。くさみや癖もまったくないこのかば焼きは、「おそらく世界初」(水産庁研究指導課の担当者)の一品だという。
いや、うな重がもどるも何も、誰か遠慮して食べなかった時期など、あるのだろうか。わたしの記憶がたしかなら、コンビニなどでウナギが大量に消費されるようになったのは、ウナギの絶滅を危ぶむ声が聞かれはじめてからである。もし誰かが食べない時期があったとしたら、それは絶滅を危ぶむからよりも国産商品が貴重になり、値段が高くなったからだろう。
5年くらいみんなで取り決めをして、ウナギを食べるのをやめたらいいのにと、ほんとうに思う。それで多少は人の意識が変われば、その後の消費量は落ちついていくのではないだろうか。