ウエルシアホールディングス、ツルハホールディングス系列のドラッグストア(調剤部門)で、処方箋なしに医薬品販売をしていた事例があるとの新聞記事を読んだ。
東京新聞 2019.07.26 処方箋なしで医薬品販売 ツルハ・ウエルシア 旧薬事法抵触も
ツルハのほうは小樽の店で2004年から2012年ころ、ウエルシアは2017年に千葉県の店舗に県から指導がはいり、業務停止命令がくだったため全店舗を調べたところ2017年までに23店舗が違反していたことがわかった、という。
で、わたしが謎に思うのは、請求額である。
処方箋がある場合ならば、患者が高齢かどうかや職業(保険の種類)、難病かどうかなどで負担割合が違うため、いい加減な額で患者から金をとることはできない。翌日に医師から確実に処方箋が出るとわかっているなどの事情があれば、会計を1日待ったり処方箋のあとで薬を出したことにするなどのごまかしが利く場合もあるだろうが、これだけ件数があれば、そうとばかりはいえないだろう。
いったいどうやって会計をしていたのか。もしや市販薬のように(健康保険を介さず)値をつけて売る方法でもあるのか、もし機会があったら専門家に聞いてみたいものだ。