クックパッドマートを使ってみた。初回も今回も、商品そのものは気に入っているのだが、受けとる手順にいろいろあって、どう紹介したらいいのかと迷っていた。もしかすると第3回を経験してから書いたほうがブログとしてはおもしろいのかもしれないが、ひとまず今日の段階で書いてみることにする。
しつこく念を押すが、商品そのものは、けっこうよい。前の日にスマホから注文しておけば、翌日夕方に近所の店に届くシステムだ(宅配は対応していないが、その代わりに送料はかからない)。
初回。近所の店で受けとれると知って注文。注文内容は、ベーグルと野菜と肉など、合計で数個。店の目立つところにあるクックパッドマート用の冷蔵棚に行き、アプリに通知された商品と同じ番号のシールが貼ってある商品を受けとる、それだけのはずだった。だがその冷蔵棚にパン類はなかった。棚にないものはどうしたらいいのかの案内もなく、サポートはLINEでと書かれたのみ。
お店のレジには普通のお客さんが並んでいたし、そもそもその店は棚を設置しているだけでクックパッドマートのことを尋ねていいのかどうかもわからない。わたしはLINEをやらないので、家族から「注文番号○○ですが商品が足りません」と打ってもらったところ、なかなか既読をつけてもらえない。仕方ないので数分ほど近所を歩いて、ついでなので別の用事を済ませてから、10分後くらいに店にもどった。
既読をつけたが返事をする気はないらしいので、実は腹が立ってしまった。こちらが何を受けとったかはアプリに入力しているので、それ以外のパンがなかったことは先方には伝わっているはずである。たとえば「冷蔵棚にはありません、どこそこを見てください」だけでも返事をもらえれば、印象はまったく違うのに、なんだろうこれは、と。
すると、店にはいってすぐ冷蔵棚を再確認していたわたしたちに、お店の人が声をかけてくれた。事情を話すと「パン類ならば、冷蔵棚に入れるのもどうかということで、お預かりしているはずです」と、レジ周辺のカゴを見て、そこから出してくれた。
ありがたかったものの、かなり唖然とした。10分ほどあれこれ悩んでいたのだ。他の人の商品と間違われたのだろうか、あるいは配達の人が別の店においてしまったのだろうか、などなど。
レジにあるなんて、まったく聞いていない。。。事前に「こういう風に商品を受けとりましょう」という動画まであったが、冷蔵棚になければ店員さんへという案内も、まして冷蔵棚に「ここになければ店員に」などのいう案内もなかった。それは何度も確認したのだ。
家族がわたしの代理で、穏便な内容でLINEに「ありました」などと書いてしまいそうなところだったので、あわてて止めて「レジの人が預かってくれていたとだけ書いて」と頼み、ひとまずパンが買えてよかったと、帰宅することに。
それからしばらくしてサポートから、今回の具体的な内容とはとくに関係なく、届いてほっとしました、ご利用ありがとうございましたといったメッセージが届いたそうである。冷蔵棚にパンを入れないことにつては説明がなかった。
パンが手にはいったとはいっても、わたしにはしつこいところがある。帰宅してから、常温商品は冷蔵棚にないから店員に聞けという案内がないことを、再度よく確認した。それをアプリのご意見欄から連絡した。とても不安な10分間だったことだけは、間違いないのだ。
それに対しては、返事がなかった。
そして二度目の利用。
初回の印象はいまひとつだったが、商品はよかったので、チャンスがあればと思っていたところに、またベーグルの販売日に遭遇した。今回もベーグルやチーズなど数種類のみの買い物と、1回だけはサービスでくれるという大きな保冷エコバッグをもらうことに。
すると、今回は…受けとり可能時間になると「このQRコードを冷蔵庫のドアにかざして、受けとってください」とのメッセージが表示された。すごいぞ。実は前回「これって悪意の人が開けてしまって盗んだらどうなるのか」と思ったのだが、鍵がかかるようになったわけだ。よかったよかったと、店に。
ここからが、また笑ってしまうのだ。
たしかに前回(8月初旬)とは冷蔵庫が変わっていた。中が見えないタイプだ。いままでが半透明の業務用ショーケースならば、今回は家庭用の大きめ冷蔵庫のようなもので、まったく中は見えない。おぉ、これはおもしろそうだ。さて、QRコードを…
…えっと、QRコードをかざす場所がない。
何回も見たが、そして今回も家族が一緒だったのでふたりで見たが、表面には液晶もデジものっぽいものもなく、ただのツルッとした冷蔵庫である。QRコードをどこにかざすのか。
ためしに2ヶ所くらいかざそうかと思ったが、読みとり装置がなさそうなところにそんなことをして意味があるとは思えない。
軽く引いてみたが、ドアは開かなかった。施錠されているらしい。
仕方ないので、今回はこちらからレジに並んで(前にお客さんがいたのだ)、順番を待ってから「QRコードをどこにかざすか、わかりません」と声をかけた。通りかかった別の店員さんに「見てさしあげて」と、そのレジの人が声をかけた。言われたほうの店員さんも「えーっと」と言いながら、冷蔵庫に近づく。
「QRコード、ああ、そうですね、前はこのあたりに(ドアの一部を指さして)あったような…えっと、いちおうドアはですね…」と、ベリッと力を入れて、ドアを開けた。なんだ、大きな力を入れて開けてしまってよかったのか、冷蔵庫!?
「それ、開いてたんですか。それともわたしがさっきあちこちにスマホをかざしたときに、開いたんですか」と聞いてみると「えっと、これは開く冷蔵庫です」…え、なんだか、意味がわからん(!?)。
…つまり、この店では冷蔵庫をまだ変えたばかりで、QRコード解錠にはこれから対応だったのだろう。それでもクックパッドマートからのメッセージは各店一律で、どこで商品を引きとる客にでも、同じものを送ったということだ。
お礼を言って、冷蔵棚から食品を出した。わたしの意見を参考にしてもらえたのか、パンはレジに声をかけてと内部に書いてあった(笑)。そしてそのあと、レジに行ってパンを出してもらった。
第3回があれば、それもまた笑える展開かもしれないので、乞うご期待である。
とってつけたように書くが、商品は美味である。クックパッドマートさん、がんばってください(←とってつけた感は、気のせいである)。