SNSなどのツールの影響で、メールだけで連絡を取り合う相手は、さすがに減ってきた。ほとんどはFacebookメッセンジャーで、ときおりTwitterのダイレクトメッセージだ。
ただ田舎の家族とケータイのショートメッセージでやりとりすることはある。普通のメールはあまり読まないらしいので仕方なく月に1〜2回そうしているが、送信に1回3円かかっていることにやっと最近になって気づいた。添付画像があるときには家族共有のパソコン用メールアドレスに送ってくれと言われているが、家族の誰が見るかわからないアドレスで近況を尋ねるよりは、1回3円でもすぐに用件が伝わった方がいいだろうと、SMSにしている。
人それぞれに好きなツールというものがあるはずだ。仮に10人ちょっとが参加するイベントでも、ひとりひとりに個別に連絡をとるのは根気がいるが、全員共通で「これこれのツールを必ず使って」と強制はできないから、多少は譲り合いが必要と思う。たとえばわたしはLINEを使っていないし、人によってはFacebookが大嫌いという人もいるだろう。それぞれの使いやすい場所、逆に使いたくないものをそれとなく確認し合いながら、ストレスのない方法を選んでいくことで人と楽しく集まれるならば、それに越したことはない。
最近わたしは、バウムクーヘンのイベントでは参加希望者向けに臨時掲示板(入室パスワード付き)を作成することにしている。そこにわたしや一部の参加者が相談しながら書いていく話の流れをを参加者に読んでもらい、ときどき個別に「読んでくれていますか」と確認をとる方法でイベントを開催する。けっこう神経を使うので大人数をとりまとめることはできないが、遠回りに見えてもこれでいいよいのかなという気がしている。
世の中には、お子さんの学校の関係ではLINEで、どの集まりではハングアウトで、といった具合に、専用ツールの使用をなかば強制されるといった話もあるらしい。あるいは職場やいろいろな都合により、SNSへの参加が求められている人もいるだろう。個人として気楽に参加できる人ばかりとはかぎらず、息苦しい場所になってしまっているかもしれない。
古い知人らについてはもちろんだが、これから知り合う人とも、おたがいにストレスを感じない連絡手段を探したいと思っている。