文化庁の国語に関する世論調査(2018年度)によれば、最近の人は「御の字」を、ありがたいときではなく「いちおう、納得できる」という意味に使っているそうである。どこでそうなったのか、わからない。想像もできない。ネットで検索すればわかるだろうか。
天地神明に誓って(正しい)よりも、誤用の「天地天命」のほうが多いようである。
さらに「砂をかむ」は、味気ないのではなくて「悔しい」のだそうだ…なぜだろう。
2016年に自分で書いていた記事「母語での油断」によれば、噴飯物が腹立たしい意味と解されたり、氷山の一角をほんの少しの意味として使う例も。こういうものは、気づいたらすぐどこかにメモしておくと、将来的に何かの参考になるかもしれない。
ちなみにわたし自身が去年のいまくらいの時期にメモしておいたものが、自分の誤変換「以下の通り誤請求申し上げます」…もちろん、ご請求(または御請求)である。誤って請求しては話にならない。提出する前に気づいてよかった。