2019年もまもなく終了。テレ東の毎年恒例ジルベスターコンサートを聞きながらこれを書いている。
昨年末は、まだ義母が家にいた。要介護3に変更してもらってまもなくで、わたしたちは疲弊していた。その後、ショートステイでお世話になっていた介護施設のほうで、長めに預かってくれることが増えて、数週間くらいステイしては、たまに帰ってくる状態になった。ありがたかったが、帰ってきたときにのしかかってくる疲労が、もう耐えられないものだった。
その後、いったん3ヶ月ほど老健で預かってもらえることになり、その契約が終了したころ、それまで数年以上慣れ親しんでいた施設が、義母を特養に入れてくださることになった。ありがたくて涙が出た。なぜなら、老健にはいってすぐから、環境の変化もあってか、義母はどんどんと症状が進んでいたからだ。老健の契約が切れて家にもどるという話がもしあったら(老健は契約更新ができるとは言ってくれていたが、何かあって帰宅せよという話になったら)、もう耐えられないと思っていた。そこに特養の道が開かれたからだ。
そして義母は特養にはいり、わたしたちは放心した。何ヶ月も放心した。やっと呼吸が普通にもどってきた気がする。
義母はこの夏に要介護4になった。このタイミングで施設にはいれたことに、感謝の言葉しかない。
来年はどんな年かわからないが、自分たちらしく過ごせるはずの年になると、そう願っている。