おそらく2005年前後ではなかったかと思うのだが、食品衛生責任者の講習会に出かけた。(食品衛生責任者については → 東京都福祉保健局による食品衛生責任者|食品営業はじめてナビを参照)
そのときは受講費が1万円くらいで、プレート(それに名前を書いて店のよく見えるところに設置)が、千円前後だっただろうか。
食品衛生責任者は、食品の製造販売や飲食業をはじめるには「最低でも、ひとり設置」が義務となっている。
わたしはその2〜3年後に製菓衛生師の資格をとったので(製菓衛生師や調理師の資格があれば食品衛生責任者は不要になる)、その講習会のことは、あまり思い出すこともなかったのだが——
このところ、冬にはノロウィルスで食中毒が騒がれるほか、季節を問わずに各種の食中毒、さらには現在のようにCovid-19(新型コロナウィルス)が猛威を振るうなかで、急に店のスタッフに再編成が生じて資格が必要になるなどの事態が生じないのだろうかと、そしてあの「たまにしか開催されない」食品衛生責任者資格の講習会を待っていられない場合もあるのではと、公式サイトを見に行くと… → 一般社団法人東京都食品衛生協会
幸いなことに、開催場所も回数も、かなり増えている。
わたしが出かけた当時は月に2回くらいで、場所もあまり選べなかったような記憶がある。わたしはたしか巣鴨か馬込か、そのあたりに出かけた。
わたしは当時ネットでの食品販売に興味があったため講習会に出たのだが、別に受講の理由を聞かれることはないので、食の安全に関心がある人は、出かけてみるとよいかと思う。1万円程度を「いつかは役に立つかも」の前払いと考えておくのも、必要になったときにあわてなくて済むことを考えれば、よい投資ではないだろうか。