近隣のドラッグストアやスーパーは、買うものがない日でも散歩とPokemon Goを兼ねてよく出かけている。明日からはおそらく緊急事態宣言というものが出るだろうということで、今日の午後はいつもより少し品切れが多いかなと、見に行ったわけだが。
近所のやや大きなドラッグストア(駐車場付きなので近隣の人も来る)では、3月頭のトイレットペーパー、ティッシュペーパーの買いだめ事件のころもそこそこ在庫が残っていた店なのだが、今日はほぼ完売していた。前回の事件のときは「このあたりの人は、あわてないんだな、よかったよかった」と思ったものだが、今日は少し事情が違ったようだ。
トイレットペーパーとティッシュペーパーがほぼ完売のほかは、なぜかインスタント珈琲、ドリップ珈琲(1杯分の個別包装タイプ)が、かなり少なくなっていた。わたしは珈琲が好きなので買わないときでもそこはよく見ているのだが、わたしと同じような好みの人がいるらしく、ときどき、何の騒ぎでないときも、わたしの好きな銘柄がごそっと減ることがある。今回はそれ以外の銘柄もなくなっていて、お店の人が印刷した「お品はたくさんあり、入荷予定もあるので、必要な分だけご購入ください」というお知らせが、飲み物の棚に何枚も貼られていた。
その帰りに近くのスーパーも見たが、品目によっては、けっこうなくなっていた。ただ、買いあさるとか、手当たり次第に何でもカゴに入れるという人は少ない。それは3月頭のときも感じたことだが、大通りに面したり、大きな駅に近いわけではないので、みなさん落ちついているのかもしれない。
まあ、いずれの店でも、わたしが見たのは夕方4時過ぎだから、仕事帰りに寄られた方はショックを受ける程度の品薄には、なっていたことだろう。
店に行けば品がいつもあるというのは、よく考えれば恵まれ過ぎていることだ。それぞれが最低限のものだけ買えば多くの人に行き渡るということを、身をもって学ぶ機会である。こうしたときには落ちついてふるまい、経験を教訓として伝えていかねばならない。
今週は、隣駅のいつもの場所に、通院することにした。電話で薬だけ処方してもらう手もあるのだが、やはり診察してもらったほうが安心だ。ゆっくり歩けば、時間はかかるが交通機関を使わずに行けるので、片道だけでも歩こう。おそらく空いているであろう院内に最小限の滞在をして、帰ってくることにしよう。