この数日のびっくりは、北朝鮮の金正恩氏である。
4月21日ころのCNN報道にはじまり、日本や世界のメディアで「重篤な状態」であると書くものもあれば、実は植物状態では、あるいは「もう死んでいるのでは…」とまで噂がたっても、強く否定する人がいない。
2週間も公の場に姿を現していないそうだが、すくなくとも「健康ではない」というのは、当たっていそうだ。
あまりの不思議さに、ニューヨークタイムズが「○○紙はこう書いて、○○紙はこう書いて〜」と、まとめ記事のような読むところの少ないものを掲載していた。 → 2020.04.26 Kim Jong-un’s Absence and North Korea’s Silence Keep Rumor Mill Churning
もともと、後継者として注目を浴びはじめたころは、普通の体型の青年だった。それが後継者の正式指名を噂されるころから見る見る太り、直前にはすでに、祖父である金日成氏の写真よりも恰幅がよくなりそうなほどの変化。あれでは体に無理がかかるだろう。数年前からは、足首に負担がかかりすぎているのではという健康上の問題が指摘されていたように思う。
世界が新型コロナで不穏なご時世に、なんとも気になるニュースである。