義母のいる施設から書面で案内があった。施設内では感染者もなく、職員も入所者も無事とのこと。スタッフのみなさんには、本当に頭が下がる。
今後もしばらく面会お断りの方針がつづくが、もし入所している家族の顔が見たくなった場合には、事前に予告の上で、離れた位置から対面するという方法もあるのだという。たとえば入所者がベランダなどのよく見える位置に出て、対面希望の家族は屋外のまま、離れた場所から声を掛け合うなどの事例が書かれていた。ほかには、写真数枚をメールで送付するという方法も。
義母のように誰が誰だかわからない状態になっている場合には、仮にわたしたちが会いにいって遠くから手を振っても、反応すらないだろうと思う。そういった事情によりわたしたちは対面を望まないが、そのいっぽうで、頭がしっかりしている入所者とその家族が、どれほど不安に思っているかというのも、容易に想像できる。
こうした対面方法やメール送信は施設の方々にとって手間がかかることではあるが、機会を提供してくださる心遣いには、ほんとうに感謝しかない。
また、この時期は病院も面会ができないと聞く。入院されている方は、さぞ心細いことだろう。小児科病棟などでは、例外もあるのだろうか。お子さんが入院されていれば、ご家族も本人(子供)も、精神的につらいことと思う。
少しでも早く、せめて家族同士では安心して過ごせる程度の規制緩和(むろん科学的な裏付けのある条件下で)を、願っている。