このあいだ正月やらバレンタインだったような気がするのに、6月も下旬である。そして気づけばクレジットカードなどによるキャッシュレス支払いのポイント還元事業が終わるのは、今月末だ。
セゾンカードは月末に「○○円を引きました」と明細に出ていたが、この数ヶ月分を足してもたいした額ではない気がする。恩恵を受けたのかどうかさほど実感がない。それにくらべて機材などを導入して従業員全員で使い方を覚えなければならなかった店舗側は、どれほどたいへんだったことだろう。
そしてさらに小売店側は、これまで経産省の肝いり事業として協力を依頼されていたカードや電子マネーの業界に払う「普段の手数料」が見えにくいままだったため、今後は現実的な金額を提示されることになるだろう。いったん電子マネーに慣れた客は今後も使いつづけるだろうから、店側の負担と労力は今後も大きなものになるかもしれない。
わたしはキャッシュレスの支払いを大歓迎する立場だが、小さな店については、たいへんだろうなと、想像している。