待っていてもだめなことが、世の中にはある。新しい人と出会いたかったら、足を踏み出さねばならない。
たとえばわたしは、ほんとうならバウムクーヘン関係を1カ所で書けたら楽だろうと思うのだが、実際には自サイト内(複数メニュー)と、このブログと、Facebook、Twitterで書いている。わたしの性分として同じものは書けないので、それぞれ内容は異なっている。
そして、今日さらにもうひとつの場所を準備しはじめた。そのうち公開できるはずだ。
さすがにもう、いままでお付き合いのある方々は、付いてきてくださらないだろうと予想できる。だから新しい読み手を開拓するつもりで、まじめに文章を書くつもりだ。そして一部は有料記事にする。それくらいの意気込みで書く。
以前は、自分がよく利用する店が「自社サイトだけでなく楽天やってくれたらいいのに」やら、「Facebookで情報発信をしてくれたらそのサイトを見に行く手間が省けるのに」やら、自分の都合で考えたものだった。だがわたしはけっきょく、面倒でもそのサイトまで見に行って買い物をした。商品に魅力があれば、人はそうするものということだろう。そしてよい商品をまじめに提供するために労力を自社サイトに限定しているというのであれば、客の側は、ぜひともそれに合わせるべきと考える——ただしそれが、立場の確立された大手の店であれば、だが。
自分のように、個人の立場でそのスタイルにしていくのは、100年早いだろうという自覚はある。
わたしとバウムクーヘンの話題でお付き合いくださる方々は大勢だ。メールアドレス宛にメールでなければだめな人、Twitterが便利という人、Facebookしか使ったことがない人、さらに「この方法がいいんですが」と希望をおっしゃる人、さまざまである。すべて相手に合わせてきた。無理に一本化することで人が減ってしまうのであれば、自分の手間だけで済むのであれば、みなさんに合わせたい、と。
わたしとて、自分がどうしても気が乗らないサービスを勧められたら困惑する。それを使わなければ誰かと連絡が取れないとしたら、じゃあ別に取れなくてもいいやと考えかねない程度には、そこそこわがままだ。だから、ある程度はおたがいさまだろう。自分がされたくないことは、人にしない。
計画中のサイトは、これまでお付き合いのあるみなさんを無理にはお誘いはしないため、最初はさみしい思いをするかもしれない。だが、継続していれば、新しい人とひとりくらい知り合えると考えている。
新しい人に出会えることを信じて、それを楽しみに、わたしは進んでいこうと思う。