京都、大原といえば…”三千里”

 たしか大人になってから気づいたのだった。20代くらいまでは、大昔のあの歌を「京都〜♪ 大原、三千里♪」と覚えていた。正解は三千院であるが、三千里と聞こえていたのだ。
 子供心に「京都と大原の間は三千里もあるはずないのに、いったいどういう歌詞なんだろう」とは、考えていたのだが、前後をちゃんと聞けばきっと謎が解けるんだろうとか、その程度の認識で、大人になった。あるとき何かのはずみに三千院だと知った。衝撃だった。

 幸いにもしばらく忘れていたのだが——
 中野のマルイに、木曜日から催事コーナーとして京都大原の和菓子がくると知り、その写真を見ていたら、頭にひさびさに「さん・ぜん・り〜♪」が。もうぐるぐると、止まらない。ちなみにこういう状態(頭に音楽がかかって止まらない)を、英語でearwormという。気持ち悪い表現なので、読んだらすぐ忘れてしまったほうがいいかもしれない。

 さらには、子供のころ「包丁一本、逆手に持って」と歌っていたのもわたしだが、正しい歌詞「さらしに巻いて」を教えてもらっても意味がわからなかった(それなのになぜ逆手に持つという言葉を知っていたのかは不明である)。
 ちなみに当時は、庖丁人の歌ではなくてヤクザが果たし合いに出るのかと思っていた。なぜそんなに自然にヤクザものを思い浮かべたのか、よくわからない。テレビででもやっていたのだろうか。

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