定期的に通院して薬を処方してもらう都合があるので、1〜2ヶ月おきくらいには、総合病院に出かけている。今日もその日だった。
そして年に1回か2回なのだが、とくに暑い時期に多いことには、皮膚科に寄りたくてたまらない。突発的に出るじんましんの薬を補充したいというのと、皮膚のかぶれというか、こすれたような痛みが、時期によって出ることがあるためだ。
毎回、言われることは同じだと覚えている。とくにどこか悪いわけではないので、こすれたような痛みがあったら保護剤のようなもの(たとえばプロペトやワセリン)を塗るか、弱い軟膏やクリームで様子を見るというものだ。
同じことを言われるのがうすうすわかっているのに「今年は違うかもしれない、今年こそは悪化しているということはないだろうか。どうせ通院のついでなのだから、聞いてしまおう」と、皮膚科にも寄る。今回も同じような展開となったものの、ひさしぶりに、弱い軟膏も出してもらった。
出かける曜日が同じなので、毎回同じ皮膚科医に当たる。寄るかどうか悩んで、そして「プロが様子見でいいと言っているのだから」と、また1年を(とくに夏を)乗り切る元気をもらう。年に1回程度しか顔を見ていないとは思えないほど、勝手に知り合いのような気持ちをいだきそうになるが、あちらは患者が何百人もいるので、覚えてなどいられないことだろう。
来年も、同じことになるのだろうか。おそらく、なりそうな予感は、すでにしてある。