わたしが子供のころ、近所の家の白っぽい犬の名前はペスだった。死んだか何かで二匹目の犬が飼われたときも、やはり白っぽい犬で、ペスだった。
(関係ないが別の家では、ブチ柄だろうとなんだろうと、猫を飼うたびに「ぶち」と名前をつけていた)
ペスってなんだろうと、ふと考えた。
コリーならテレビの影響で「ラッシー」が結びつくし、シェパードなら刑事犬カールである(古くてすまぬ)。だがペスって、なんだろうと。
検索したところ、チェコ語で犬はpes(ペス)らしい。
関係あるかもしれないし、ないかもしれない。なぜかというと、チェコ語より日本への流入が多そうな言語では(たとえばフランス語なら犬はシアン)、ドッグだシアンだと、日本の犬が名付けられていたようには思えない。なぜチェコ語なのか。いまひとつピンとこない。
だが、検索をしていたところ、こちらのブログさん( 2012.04.26 柴犬っぽい子と、ペスのこと)を発見した。ペスの語源はともかくとして、ペスという犬の名前に人気が出たきっかけは、こちらの漫画とラジオ番組であろうと書いていた朝日新聞の記事を、ご覧になったとのこと → Wikipedia: ペスよおをふれ
なるほど…主人公の少女が、白くてスピッツっぽい犬を「ペス」と名付けて行動をともにする話らしい。
のちほどあらためて、「ペスという名前がなぜ日本に定着したのか」(←現在は廃れてしまっているとは思うが)を、再検索してみたい。