今日、ある外国の通販サイトで買い物をした。在庫と発送業務は海外、ウェブサイトと支払いの管理は日本でおこなっているらしく、日本語は自然だったし、支払いもクレジットカードやコンビニ払いなど多種にわたっていた。
ところがクレジットカードの支払い欄で、思わぬ事態。JCBまたはアメックスしか使えないという。えっ、VISAやMASTERの利用者のほうがそのふたつを足したより遙かに多いのではっ…と思ったのだが、持っていないものは仕方ない。支払い欄でページを止めたままで、もし時間制限があったらどうしようかと、どきどきしながら画面をスクロール。すると支払い一覧の中に「ゆうちょ銀」を発見した。それならばオンラインから手数料無料で支払えるからと、それを選んでみた。
その後にゆうちょダイレクトから無事に支払いも済み、ふと、「JCBとアメリカンエクスプレスだけ受けいれる通販サイトというのは、よくあることなのか」と検索をしてみたところ、予想もしていなかった別の話が見つかった。なんと、「ディズニーランドではJCBしか使えないという都市伝説」がある/あったらしいのだ。それはいくらなんでもないだろうと驚いて、さらに読み進めてみたが、けっこうそう思っている人が、いる/いたとのこと。
どうやら、とてつもなく大昔の話だろうと想像するが、ディズニーランドでオフィシャルスポンサーであるJCBだけが使えた時代というのは、実際にあったのだろうと書いている人がいた。だがその後、他社のクレジットカードなどが使えるようになってからも、会計の場にJCBだけが目立つように表示されていたことがあり、結果として「JCBしか使えないんだ」と考えてしまう人が多かったのだろうと。
わたしが最後にディズニーランドに出かけてから30年近く経つ。正確に書くなら開園後の数年で2回か3回しか出かけていない。その頃はクレジットカードを使う人はまだ多くなく、世の中のほとんどの場所が現金でまわっていた。ディズニーランドなど行楽地でカードを使おうとした記憶がそもそもないので、この話は初めて耳にした。
最初にセゾンカードに申し込んでから25年以上が経過していると思う。それ以来、わたしは日常生活においてけっこうカード支払いが好きで、対応しているかどうかわからない店にも積極的に「カード使えますか」と聞いてまわり、できるだけ現金よりもカードを使った。当時は東京でも、未対応の店はあった。
いまや、コンビニで少額支払いでもカードを使える時代だ。昔は「(手数料がかかるので)1000円以上からで」とスーパーで言われたこともあったというのに。
だいぶ使えるようになったが、もう少しキャッシュレスが進むと、なおのこと、ありがたい。
余談だが…。
数年前に広島に出かけたときのことだ。けっこうきちんとしている観光客向けの店だったのだが、カードの表示がなかったため「カードは使えますか」と、つい、聞いてしまった。そのとき若い店員さんは、カードが使えるのはあたりまえだから何かもっと高度な質問をされたに違いないと、きょとんとしていた。取り越し苦労だった。広島といえば国内外の旅行者が多い土地柄なのだから、カードくらい使えてあたりまえだったのだ。
(いっぽう、うちの近所の商店街には、まだまだ現金のみの店がある。いちおう東京23区である ^^;)