先日テレビの録画で見たミッドサマーという映画が、つまらなかった。だがやたらとほめている人がいて気になっている。何がどうつまらないと感じたかというと…
○ 薄味になった「ウィッカーマン」(1973年と2006年に映画化)といった印象
○ しかもひねりがなく単調で、似たような話だなと思ったまま終了
○ 舞台となる土地を描く際の鮮やかな色合いや、映像表現の美しさのため、現地のコミュニティに到着した場面以降は話の現実味が薄れ、ホラーとして見ることは難しくなった。それならば何だろうと思って見ていて、肩すかしをくった
(少なくとも日本での売り出し方は「怖い話」という連想だったと思うため、ホラーを期待する人もいたはず)
○ よそ者との交流は嫌という、どこの国や地方にも多少はありがちな排他性を、この作品内では絵に描いたような白人固め(有色人種は少人数かつすぐ退場)にしたことで、何やら安易であり趣味が悪いなと、正直なところ感じてしまった
…というわけなのだが。まあ、これは、ホラーとして見ていなかった人もいることだろうし、わたしの主観に大きく左右されることかもしれない。
さて、こんなことを考えていたら、なんと、1973年のほうのウィッカーマンを再編集したfinal cut(1973年の公開ののち、近年に再編集されたもの)が、全国公開されるのだという → 2020.10.05 シネマトゥデイ 伝説の奇祭映画再び『ウィッカーマン final cut』劇場公開決定!
わたしは2006年のニコラス・ケイジ主演のほうは覚えているのだが、こちらの作品を見たかどうか不明である。だがクリストファー・リーを見たような気もするので、見たといえば、見たのかも。
リンクされている予告編動画を見ても、やはりミッドサマーより面白いと感じる。
動画リリースになったら、また見てみよう。