医療機材の進歩

 今年は受けずにしらばっくれようとしていた大腸検査へ出かけたのが火曜日。なんと医師のほうから「あれ、今年はまだですね」と言い出したので、逃げられなくなった。
 毎年わたしのほうから6月ころ「やるとしたら○曜日があいています」と告げていたのだが、今年は新型コロナの影響で疾病関係の書類更新もなく、更新しなくていいのだから検査の話はもちろん言わなかった。だがとぼけていても気づかれてしまったのは、おそらく今年は通院患者が減ったため、ひとりひとりのカルテをじっくり見る時間でも、できたのだろう。

 迎えた検査当日。
 腸を空っぽにするための液体を1リットル以上も飲まなければいけないのだが、あれが嫌である。この数年は最後のほうで「もう飲めない、匂いを嗅いだだけで吐くので、ぜったい無理」とスタッフの方々に断言している。その報告を受けた医師の方で、では検査をしながら腸内を洗い流すと言ってもらえることがつづいているため、この数年は検査を受けてきた。
 今年も同じような「ぜったい無理」の展開だったのだが、今回は病院ではなく自宅で薬剤を飲んでいたため、精神的なダメージはそこそこ低く済んだ。家にいる安心感からだろうか。病院に「1リットルまで飲んだら胃の中の、飲んだばかりのものも含めて思いっきり吐いた」と電話連絡してから、どうにでもなれと出かけたが、到着するころまでには体調が回復し、検査を受けることができた。

 検査機材は年々よくなっている。
 10年以上も受けているが、以前は「ここで足の向きを変えてみてください」など、器具がはいっている状態で体の向きを変えなければならなかったし、腹部へ空気をたくさん入れてカメラを通りやすくさせるため、腸壁がどうにかなってしまうのではと思うほど圧力がかかり、苦しかった。そして終了後に数分のあいだ器具を入れたまま「ガスが出るのを待つ」こともあった。

 どんどん改善されてきているのがわかる。いまは自分で向きを変えなくていいし、医師が空気を入れる量も少ないので腸は張らないし、もちろん終了後の腸内にガスも溜まっていない。終了後にすぐ自分で歩いて休息用ベッドに移動できた。

 検査そのものに不安はないのだが、来年は、薬を変えてもらえないだろうか。いや、もう頭で考えるだけで体が拒絶してしまうのだろうから、薬剤が違っても無理かもしれない。以前は「どれにしますか」と各社の薬を3種類くらいから選ばせてくれたのに、数年前から一択になった。来年もきっとあれを飲むのだろうな。

 来年こそ、ばっくれよう。10月中旬に検査したのだから、来年になって例年のような初夏に検査というのは、期間が短すぎる。来年の書類は先日のものを出してもらえばいい、よし、決定。

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